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私のごきげんな毎日

ついにはじめた台湾漢方生活 日本語OKな老舗店がありました

大人女子的台湾生活
生元薬行

台湾に来てからずっと興味があったけれど、なかなか足を踏み入れることができなかったのが漢方薬屋さん。観光地としても有名な問屋街「迪化街」をはじめ、街を歩いているとたくさんのお店を見かけます。中を覗くと、棚にはずらっと生薬が入った瓶が並び、漢方のいい香り。日本ではあまり見かけたことのない独特のいい雰囲気が流れています。

生元薬行

病院へ行く時も「東洋医学(中医)」の病院が多くあり、そこでは漢方を処方してくれます。病気になったときはもちろんですが、体質改善を目的に漢方を常飲している友人などもいて、なんとなくいいなぁ、思ってみていました。漢方医の診察は脈と舌だけでその人の症状を言い当てるので特に言葉は必要ない、という話も聞いたことはあるのですがやっぱりなんとなく敷居が高そう・・・・・・。

でも、ついにこんなわたしでも気軽に漢方生活をはじめられる店をみつけました。しかも老舗で日本語オッケー。完璧です。
今回診察を受けた、「生元薬行」は迪化街界隈の「大稻埕」をいうエリアにあります。診察料は300元。これは保険がなくても診察可能ということで、旅行者の方でも漢方医の診察をうけることができるんです。薬代は一週間分で1000元前後から。ただ、漢方の場合は即効性は期待できなくて、2週間以上飲み続けなければ効果は期待しづらいようです。なのでニーズに合わせて2週間分や1か月分など処方してくれるそうです。しかも、なくなったら日本からの発注も可能。至れりつくせりですよね。

生元薬行 漢方

診察の流れは受付をしたあと(ここからすでに日本語対応)、番号カードを渡され待ちます。その間にスタッフさんから気になることを聞かれるので問診。いよいよ診察になったら、聞いていた通り、脈で先生は診察をしてくれます。わたしはありがたいことに胃腸が少し弱いけれど健康だ!とのことで改善したいことを伝え、それにあわせた漢方の処方箋を書いていただきました。

そのあとは処方箋をカウンターに持っていくと、スタッフの方が調剤してくれて終了。目の前で生薬を調合しているところをまじまじを見られるのでかなり気持ちが高まります。後ろの缶、それから棚の引き出しにもびっしりと質のいい生薬が入っているそうですよ。

生元薬行

ゲットした漢方はこのような感じで渡されます。朝昼晩の一日三回、食前に付属のスプーンで山盛り2杯飲んでくださいとのこと。ひえー、ひとつひとつ包まれていないんだ、と思ったけれど意外と慣れれば飲みやすく、携帯するときには小瓶に入れて持ち歩いていました。スプーンから紙に移して、そこから飲むとより飲みやすかったです。味もザ・漢方なので飲み続けられるかな、と若干の不安もあったのですがわたしのはそんなにクセ(?)もなく、まったく問題なし。むしろ漢方の香りはいい香り、と思っているのでそこは個人差があるかもしれませんね。

生元薬行で処方された漢方薬 香砂六君子湯

ちなみに今回処方されたのは「香砂六君子湯」という漢方薬。帰ってからネットでさらに調べてみると、胃腸を強くするのはもちろんですが、手足の冷え、気持ちの落ち込み、疲れやすい、貧血などなど、改善したいな、と思っている症状にぴったりだったということがわかりました。すごいなー。しばらく飲み続けてみようと思っています。

「生元薬行」
住所:台北市南京西路181號
TEL:02-2555-2970
営業時間:8:30-21:00(日祝日は9:00~18:00)
※日本語対応スタッフは夕方まで

トラベルライター&台湾ブロガーコバシイケ子
2011年にはじめて台湾を訪れてから、懐かしさと新しさが入り混じる独特の雰囲気、ゆるさ、旅行だけでは食べつくせない幅広い食のバリエーション、薬膳をはじめとした食文化に魅せられ頻繁に通いはじめる。

2016年、ブログ「TAIWAN IKEKO」を開設。

現在ameba公式トップブロガーとして日々台湾情報を発信中。
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