CheRish Brun.|チェリッシュブラン

私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

お野菜と一緒にいただく「ごちそう茹で豚」

足立さんのレシピノート〜美味しいと知恵〜

皆さま、明けましておめでとうございます。
今年も健康でお幸せな毎日であります様に。

さて、昨年秋から猛威を奮っているインフルエンザ・留まるところを知らないコロナ・胃腸炎…
同じ場所にいてかかる人と、かからない人の違いを感ぜずにはいられませんけれど、やっぱりその人の持つ『免疫力』が大きいのでしょうね。
『体力温存・休息 ・食事』健康は毎日の食事から…今年も、ちょっとの手間と工夫をお伝えして行きます。

今月のお題:おつまみにもなる主菜

今夜は何か飲もうかな?と思うことが時々あるのですけれど、そんな時は最近、お肉の「塊(かたまり)」を食べていないなーという時と気づきました。

肉の塊

年のせいもありますけれど、ついついご飯と一緒に食べやすいものに偏りがちの食事の中で、敢えて意識して「THEお肉」と心がけています。

とは言え、めんどうなのイヤ、しゃぶしゃぶなどは比較的食べやすいけれど、いえいえ「塊」をと思う訳です。

ごちそう茹で豚

ごちそう茹で豚

ご存知の通り豚バラ肉は脂肪が多く含まれています。
その中には体に必要な不飽和脂肪酸やビタミンB1、鉄、亜鉛などの他に、アミノ酸の組成が良く筋肉の修復や免疫力の向上に効果を発揮します。

お買い物に行って、比較的脂が多くなく、キレイに入っている「豚バラブロック」を見つけた時は迷わず購入!
「ちょつと時間はかかっても手間いらず」の美味しい一品です。

材料と分量(2人分)

豚バラブロック
  • 豚バラのかたまり肉…500gくらい
  • にんにく…2片
  • 長ねぎ…1本分
  • しょうがの薄切り…1/2かけ分
  • 酒…大さじ1
  • 塩…小さじ1/2
  • サニーレタス(付け野菜)…適宜
  • きゅうり(付け野菜)…適宜
  • 長ねぎ(付け野菜)…適宜
  • スイートチリソース…適宜(お好みで)
  • 辣油・ポン酢醤油…適宜(お好みで)

作り方

ごちそう茹で豚
  1. 付け野菜用のきゅうり、長ねぎは長さ4センチの千切りに、サニーレタスは食べやすい大きさにちぎる
  2. にんにくは包丁の腹でつぶす
  3. 鍋に水4カップを入れてねぎ、酒大さじ2、塩小さじ1/2、①のにんにくとしょうがを入れて火にかけ加熱する(指先を湯に入れるとやや熱いくらいが目安)
  4. 豚肉を加えて中火にし、約10分煮たらごく弱火にして30~40分茹でる
  5. つまようじの先でお肉を刺してみて、透明な汁が出てきたらOK(爪楊枝で刺すのは穴が大きくならない為です)
  6. 食べやすい厚さに切って、野菜と一緒に盛り付けます。
  7. たれはお好みで自分で調合していただくと楽しいでしょう!
ごちそう茹で豚
アバター
お肉を煮たゆで汁は、とっても美味しいスープになっています。
冷ますと白い脂が固まって浮いてくるので、きれいに取り除いて(この脂がさらに美味しいラードです。これで作る炒飯は絶品です)溶き卵や、わかめ、長ねぎを入れるととても美味しいスープになります。
是非、試してみてください。
残った、茹で豚は冷凍しておけます。
細かく切って炒飯にすると更に美味しくいただけます。
料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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