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私のごきげんな毎日

DUNE/デューン 砂の惑星

シネマキアート

Z世代のハリウッドスタア筆頭のティモシー・シャラメの旬の美しさと、大迫力のスペクタクル・アドベンチャーが堪能できる『DUNE/デューン 砂の惑星』を紹介します。

予告編

本作は“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)の物語。皇帝の命でその惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる、過酷な砂の惑星“デューン”へ移住したことを機にアトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。巨大生物サンドワームが襲い来るその星で、ポールは全宇宙の未来のために立ち上がる─。

DUNE/デューン 砂の惑星

1960年代に書かれた原作は、『スター・ウォーズ』や『風の谷のナウシカ』などの名作に多大なるインスピレーションを与えたと言われ、「ロード・オブ・ザ・リング」とも並び称されるフランク・ハーバートの傑作小説。これまでデイヴィッド・リンチ監督作『デューン/砂の惑星』(1984)をはじめ映像化されていますが、この度満を持して『メッセージ』(2016)、『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンをとり、これまでにない壮大なスケールで原作の世界観を描き出しました。

DUNE/デューン 砂の惑星

主人公ポールに『君の名前で僕を呼んで』(2017)や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2020)など作品毎に異なる顔を見せ観客を魅了し続けているティモシー・シャラメ。ヴィルヌーヴ監督は「ティモシー以外は考えていなかった。代案も用意していなかった」「ポールには大きなカリスマ性も必要。ティモシーにはロックスターのような存在感がある」と絶賛。その言葉通り、厳しい宿命に苦悩しながらも覚醒していくポールの表情や仕草をティモシーが美しく熱演しています。

DUNE/デューン 砂の惑星

ちなみに時代の寵児ティモシーは、ウェス・アンダーソン監督作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2022年1月28日公開予定)や、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)の前日譚となるミュージカル映画『Wonka(原題)』(2023年公開予定)で、かつてジョニー・デップが扮したウォンカ役を演じることも決定しています。

ジョニデが作り上げたキャラクターといえば……ティモシーは今年2月に開催されたスーパーボウルでお披露目された「キャデラック」のCMで『シザーハンズ』(1990)の主人公エドワードの息子を演じて話題に。嗚呼眼福!

『DUNE/デューン 砂の惑星』に戻りますが、ティモシーの脇を固める俳優陣も素晴らしく、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデムと、私の大好きな個性派俳優が勢揃いし、ポールをストーリーを盛り上げます。

DUNE/デューン 砂の惑星

ヴィルヌーヴ監督曰く「映画館にとって今は厳しい時だが、ビッグスクリーンで観る映画の未来を信じている。僕たち人間には体験を共有できるこの時間が必要なんだ」。『DUNE/デューン 砂の惑星』のすべての魅力を味わうなら、映画館(IMAX®尚良)での鑑賞必須です!

DUNE/デューン 砂の惑星

DUNE/デューン 砂の惑星
全国公開中
https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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