もっとたくさんの本を紹介しようと思っていたのに、結局、蓋をあけてみたら数冊。私が用意していた半分も紹介できていない。
ということで不定期的におすすめ本を紹介しようと思う。
今日、紹介する本は5月に発売されたばかりの奥平 眞司さん著「OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住」(誠文堂新光社)。
誠文堂新光社は私の心を突く本を次から次へと出してくる。
さて、著者の奥平さんは“暮らし系ユーチューバー”という、なんとも今時らしい職業。でも、すごいって思う。最先端の職業であるユーチューバーに今も昔も変わらない“暮らし”がプラスされているんだから。
実は私、奥平さんのことは著書を拝読するまでは知らなかった。著書を読んでからYouTubeチャンネルを拝見。焦げたホットケーキも、不揃いの千切りありのままのリアルな暮らしを配信されていて好感が持てた。
著書も同じでとても自然体。女性のライフスタイル本のほとんどは隙がないくらい完璧で、でも彼女たちはそれを頑張っていないという。ステキだと感じるけれど、でも実際にそんな完璧って疲れるだろうな…と思うこともあった。
暮らしって失敗があるからこそ、次に繋がるし楽しい。最近、そのことを強く思っていたので、この本はグッと私の心の中に入ってきた。
奥平さんが暮らしていく中で見つけた暮らしやすさ。それは変化しないものもあれば、どんどん変化していくものもある。大切にしたいモノもコトも奥平さんが暮らしていく中で今の時点でたどり着いている答えなんだと。そして、それが変化していくことも彼は楽しんでいくんだろうと。
「暮らしっていいな!」そう改めて思わせてくれた1冊。
誰かための暮らしじゃなくて、自分のためな暮らしなんだと、私の大きなヒントをくれた1冊になった。