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私のごきげんな毎日

おいしいホワイトソースで作るあつあつチキングラタン

足立さんのレシピノート〜美味しいと知恵〜

立春も過ぎて、一年で一番寒い時期に入りました。暖冬と言われていましが、ここに来て急に寒くなりましたね。
北海道も雪不足と言われていましたが、場所によっては大雪が降っています。

今月のお題:美味しいホワイトソースレシピが知りたい

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グラタンやドリア、シチューなどが大好きです。いつも市販のホワイトソースや、ルーを使っているのですが、レストランで食べる時と比べて味が気になり……お家でも美味しいホワイトソースを作ることってできますか?
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足立さん
この時期はこっくりとしたおいしい「ホワイトソース」が恋しくなりますよね。
色々なルーや、缶詰も売られていますが、わたしはホワイトソースは手作りが一番おいしいと思っています。
ホワイトソースは材料も少なくてとてもかんたんに作れます。
「ダマ」ができてしまうのでは……と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、コツを覚えればダマにならず美味しいホワイトソースがかんたんに作れます。もし、失敗した時の直し方もお伝えしますね。

基本のホワイトソース

材料と分量(作りやすい分量)

  • バター…20g
  • 小麦粉…大さじ2
  • 牛乳…2カップ
  • コンソメ顆粒…小さじ2

作り方

  1. 牛乳は鍋に入れて火にかけ、鍋の周りがふつふつしてきたら火を止める
    ※沸騰させないように注意しましょう
  2. フライパンにバターを入れてから弱火にかけて、焦がさないように溶かす。溶けたら小麦粉を入れてバターと混ぜるなじませる
    ※炒め過ぎに注意、ふつふつとしてこないようにする
  3. バターを小麦粉がなじんだら、①の牛乳を入れてシリコンの泡だて器でなめらかになるまでかき混ぜる
    ※この時、シリコンの泡だて器を使うのがポイントです
  4. ③のソースがなめらかになったら、そのフライパンの中でふつふつとするまで煮て完成
ホワイトソース
バターと小麦粉をよく馴染ませます
ホワイトソース
ふつふつとしてきたら完成!

ホワイトソースを白く仕上げる為に、ポイントなのがシリコンの泡立て器を使うこと。お鍋に金属の泡だて器を使ってしまうと、金属と金属がすり合ってグレー色のホワイトソースができてしまいます。

木べらを使ってもできますが、かき混ぜる速度によってはダマになってしまいます。シリコンの泡立て器を使うことで素早く混ぜられるの失敗することがほとんどありません。
もし、シリコンの泡だて器がなくて失敗してしまった時は、ガラスのボウルに失敗したルーを入れて、持っている泡だて器で勢いよくかき混ぜてください。
この方法でダマがなくなるはずです。

シリコンの泡立て器はニトリやIKEAなどでもお求め安い金額で売っています。ぜひ1つ持っておくと便利ですよ。

チキングラタン

美味しいホワイトソースができたら、熱々のチキングラタンを作ってみましょう!

チキングラタン

材料と分量(2人分)

  • ホワイトソース…200g
  • マカロニ…50g
    ※この日は2種類のマカロニを使ってみました
  • 鶏もも肉…100g
  • 玉ねぎ…1/4個
  • マッシュルーム(スライス)缶…1/2缶
  • 卵…2個
  • バター…10g
  • 塩・こしょう…適宜
  • 粉チーズ…お好みで
  • 生クリーム…お好みで

作り方

  1. ホワイトソースを作る
  2. 玉ねぎは1cm角の粗みじん切り、鶏肉は親指大に切る、茹で卵を作り食べやすい大きさに切る、マカロニは袋の表示通りに茹でる
  3. フライパンにバターを溶かし、①の玉ねぎと鶏肉を炒めた中に水を切ったマッシュルームを入れる
  4. ホワイトソースを加え、その中にマカロニ・③の具材を入れてかき混ぜ、塩・こしょうで味を調える
    ※この時にお好みで生クリームを足してもおいしい
  5. 耐熱皿に④を入れて粉チーズを全体に振り、オーブン・オーブントースターに入れて表面に美味しそうな焦げ色が付くまで温める
チキングラタン

グラタンだけだとお野菜不足になってしまうので、ぜひ野菜たっぷりのサラダと一緒にどうぞ。

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料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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