最近太ってきた、将来の健康が不安など、大人女子には悩みはつきものですよね。
いつまでも若く、健康でいたい!を叶えてくれるものがあれば、試したくなるのが女子の定め。
今回は、生活習慣病の予防や美容にも役立つハーブ「マルベリー」を紹介します。
クリスマスからお正月に食べ過ぎたという大人女子は必見です。
マルベリーってどんなハーブ?
マルベリーなんて聞いたことがないという方でも、「桑」と聞けば知っていますよね。
そう、お蚕さんが、ムシャムシャと食べているあれです。
マルベリーは、日本では桑として昔から知られ、絹糸の原料として栽培されてきました。
また、桑の葉や実は、日本でも健康茶やおやつとして親しまれてきましたが、蚕により作られる絹糸が減少するとともに、桑の木の栽培も減ってきています。
しかし、最近になり、葉に含まれる成分が、糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑えたり、肥満の予防に良いとの研究結果が出されました。
マルベリーの実にも、アントシアニンなどの成分が豊富で、これから注目されるハーブの一つになるのではないでしょうか。
マルベリーのここがすごい!
マルベリーには、私たちのからだにとって、とてもありがたい成分が多く含まれています。
これらの成分が他のハーブにはない特徴で、マルベリーのすごさでもあるのです。
ハーブとしては、ドライのマルベリーの葉を使います。
マルベリー茶、桑茶などとして、ハーブ専門店やお茶専門店で購入することができます。
桑の栽培が盛んな所では、桑を使った食品やお菓子なども見つけることができます。
それでは、マルベリーに含まれている代表的な成分をご紹介します。
デオキシノジリマイシン(DNJ)
舌をかみそうな名前ですが、これがマルベリーの最大の特徴ともいえる成分のデオキシノジリマイシン。
二糖類の分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害し、糖の吸収を抑えることで、血糖値の上昇や肥満の予防に効果があるといわれています。
わたしたちのからだは、食べ物から取り入れた糖類(二糖類や多糖類など)をなるべく小さいかたち(単糖)に分解して、吸収します。
この二糖類から単糖への分解を阻害することで、糖の吸収を抑えることができるのです。
さらに、吸収されなかった糖は、腸内細菌によって分解され、善玉菌のえさとなり、腸内環境を整え、便秘やダイエットにも効果的です。
腸内環境が整うと、お肌の調子が良くなり、免疫力もアップします。
γ-アミノ酪酸(GABA)
最近話題にもなっているGABA。チョコレートでも話題になっていますよね。
ストレス社会に役立つ成分として注目されており、イライラを和らげるなどのストレスの緩和に良いといわれています。
クロロフィル
葉緑素ともいわれ、体内の有害物質の解毒・排出効果や、貧血にも良いといわれています。
・フィトステロール
植物ステロールとも呼ばれ、細胞膜を構成している成分です。
腸でのコレステロールの吸収を抑えるとされ、生活習慣病の予防に効果があるといわれています。
クワノン
フラボノイドの一つであるクワノンは、メラニン色素の生成を抑えることから美白の成分ともいわれています。
最近では、マルベリーエキスとして化粧品に使われています。
ミネラル、ビタミン
カルシウムや亜鉛、鉄などのミネラルやビタミンを豊富に含みます。
毎日の習慣にマルベリーの葉を活用しましょう
ハーブティーとして飲む
マルベリーの葉は、緑茶のような味で、とても飲みやすいハーブです。
そのまま飲んでも良いですし、緑茶や他のハーブティーとも合わせやすいです。
マルベリーと同じくミネラルやビタミンを多く含むハーブのネトルと合わせても美味しいく飲めます。
ネトルには抗アレルギー作用や血液浄化作用があるので、花粉症の方には、このブレンドがおすすめです。
リーフタイプももちろん良いのですが、粉末タイプは葉の成分をダイレクトに摂取できるのでより効果的です。
粉末タイプは見つけたら即ゲットですよ!
また、糖の吸収を抑えたい場合は、食前や食中に飲むようにしましょう。
食前に飲むとより効果的です。
料理やお菓子作りにも使えます
マルベリーの葉は、刻んでお好みの具材と一緒に、ふりかけや佃煮にしたり、パウダータイプならお味噌汁や炒め物にも簡単に使えます。
ヨーグルトにかけて食べても美味しいです。
クッキーやパン、パンケーキの材料にもぜひ使ってみてください。
マルベリーのフェイスパックで美肌に
マルベリーのパウダーやドライのハーブを細かくしたものを、パック用のクレイなどと混ぜて、フェイスパックに。
濃いめのハーブティーを作って、そこにコットンを浸してパックしても。化粧水代わりとしても使えます。
熟した実はジャムがおすすめ
梅雨の時期に、赤い実をつけるマルベリー。
熟した実は甘酸っぱく、そのまま食べてもとても美味しいんです。
でも、もっと美味しいのが、ジャム(コンフィチュール)です。
マルベリーの実は、そのままでは傷みやすいので、実が手に入れば新鮮なうちにジャムにして食べてみてください。
最近では産直などでマルベリージャムとして売られている場合もあります。
マルベリーの実には、アントシアニンやビタミンCがたっぷり。
実を触ると、しばらく手が赤く染まってとれないほど。
お肌に良い成分がたくさん入っていますので、梅雨の時期にはぜひチェックしてみてくださいね。
マルベリーいかがでしたか?
あまり馴染みのないハーブかもしれませんが、女性にはとても頼りになるハーブだと思います。
お茶だけでなく、美容にも使えるハーブですので、自分に合った使い方で楽しんでみてください。