編集長小路桃子(ももこ)と、ライター菅原(ももせ←旧姓)のWももが、スニーカーを履いて、リュックを背負って、行ってみたかった場所に行く!ルールはたったこれだけ。
「大人女子遠足」が帰ってきました!
去年の4月以降、お休みしていましたが、この連載を楽しみにしてくださっている読者の方が思いの外多く、満を待して復活です!




行ったことある?


改めてお江戸を知る

復活第1回目はももが行きたかった「江戸東京博物館」へ。そして、江戸東京博物館から歩いて3分ほどのところにある、ミシュランの星を獲得している「江戸蕎麦 ほそ川」で美味しいお蕎麦を堪能。
江戸を感じられる大人女子遠足に出かけてみませんか?

都営地下鉄大江戸線 両国駅から徒歩1分。独特な建物の江戸東京博物館。

総合案内所(チケットうりば)へ。
常設展観覧料は大人600円とかなりお得!

『浅草寺旧本堂大棟部分復元』 浅草寺(台東区浅草)の観音堂を飾る鬼瓦として、享保6年(1721)から昭和4年(1929)まで大棟に使われていたものだそうです。

チケットを購入したら、エスカレーターで6階へ。

5階・6階は常設展示室になっています。

江戸と言えば日本橋。
そう、あの二本足は江戸時代に架けられた橋の1つです。
実寸大の日本橋(復元模型)を渡って江戸ゾーンへ。
この時点でワクワクします!

日本橋を渡ると目に入ってくるのは江戸時代の街並みが再現されたジオラマ。
江戸時代の様子が手に取るようにわかります。

こちらは大名のお姫様が乗っていた駕籠。
駕籠ってこんなに小さいんだとびっくり!
華やかです。

「絵草紙屋」は江戸の本屋さんです。 江戸時代の出版についての展示はかなり興味深かったです!

とってもかわいかった「流行ねこのおんせん」。
玩具絵です。
欲しい・・・

江戸の庶民の様子が見られる展示も。
これはお産の風景。

元々お寿司は日本のファーストフード。
昔はこうやって屋台で売られていたそうです。
今よりかなり大きい!
どれもが稲荷ずしサイズほど。

このようなフォトスポットがいくつもあります。
大人はもちろん子どもも楽しめる!

千両箱を体験することもできます!

江戸東京博物館ではいくつものジオラマがあります。

立派な神輿

今にも動き出しそう。
活気に溢れて祭りの様子が手に取るようにわかります。

江戸エリアの最後は歌舞伎。
舞台が再現されているほか、歌舞伎小屋を実物大で再現したフォトスポットもあります。

そして時代は江戸から東京へ。
明治初期からスタートします。
建物も一気に洋風に。

東京に住んでいながらも知らないことはたくさん。
凌雲閣(りょううんかく)は、浅草に大正12年まであった東京のシンボル。
関東大震災の際に半壊し、解体されました。

「電気館」は、今で言う映画館。
和洋折衷奈雰囲気が漂っています。

当時のモダンなアイテムもたくさん展示されています。
こちらは、壁掛け式コーヒーミル。
かわいいです!

こちらは昭和時代に入ると集合住宅が増えました。
こちらは「ひばりが丘団地」の1室が再現されています。

3月3日まで企画展として「春を寿ぐ-徳川将軍家のみやび-」が開催されています。
こちらは十三代将軍徳川家定の正室篤姫の雛道具。
この企画展に展示されている他のものは写真撮影不可なのですが、こちらの雛道具は撮影可能です。

ミシュランで連続1つ星を獲得している「江戸蕎麦 ほそ川」。
人気のお店だけあって、この日も行列ができていました。

ももせがオーダーした「青ねぎおろしそば(冬季)」。
たっぷりの青ねぎがたまらない!

ももは奮発して「穴子てんせいろ」を。
ふわふわで美味しい穴子の天ぷら!たまりません。
遠足を振り返って
江戸東京博物館は1日いても飽きない! byもも

今年の年始に近くを通って気になっていた「江戸東京博物館」。予想以上に楽しめました。
東京に住んでいても、意外と東京のことって知らないんだな・・・と。タイムスリップした感覚で楽しみました。
写真にはないのですが、1960年代から2000年代を10年ごとに区切った展示があったんですが、私は1975年生まれ。すでに、古い時代側に分けられてるのかと思い、若干ショックでした(笑)。
が、この展示はリアルに懐かしいものばかりなので、必見ですよ!
お蕎麦屋さんの「ほそ川」は実はリベンジ。前回来た時はお休みだったので。ミシュランで星を獲得しているお店だけあって、長蛇の列!日本人だけではなく、外国人の観光客もいまいた。
お蕎麦の味はもちろん最高!奮発して「穴子の天ざる」をオーダー。最後の1つだったらしく、ラッキーでした。
プライベートではなかなか足を運ぶことのない地域だったので、両国という土地自体が私にとってはとても新鮮でした。
お江戸を満喫!の1日 byももせ

特別展に力を入れて、常設展はそれほどでも…という博物館も多い中、ここは違います!常設にもものすごーく力が入ってる。
会場に1歩入ればもうそこは江戸の世界。
特に、庶民の暮らしがわかりやすく展示されていて、どれも興味津々で見ました。1日がかりでじっくり見るのもおススメの、充実の内容です。
この展示の魅力の一つは、江戸だけでなく、近現代の東京までをフォローしていること。釘付けになったのは、日本で最初にできた団地「ひばりが丘団地」の部屋の再現でした。私自身、東京・東久留米にある「滝山団地」という団地で育ったので、団地の歴史が見られるのは最高でした。
見学していた知らないおじさんと「そうそう、こじんまりしているんですよねえ、団地って」と盛り上がった(笑)。
お昼に食べたお蕎麦もおいしかった。店内の雰囲気も落ち着いていて素敵でした。
私は東京の西の端っこに住んでいるので、なかなか両国方面に出てくることはないのですが、今日は行ってよかった! 今度は子どもも連れて、家族で訪れたいと思います。
遠足で訪れた場所
江戸東京博物館
住所:東京都墨田区横網1-4-1
JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A4出口 徒歩1分
開館時間::30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
江戸蕎麦 ほそ川
住所:東京都墨田区亀沢1丁目6-5
JR総武線・両国駅 東口より徒歩6分
都営地下鉄大江戸線・両国駅 A3出口より徒歩1分
営業時間:
11:45~14:30 (14:00ラストオーダー)
17:30~20:22 (19:30ラストオーダー)
※蕎麦がなくなり次第閉店 事前にお問い合わせください。
定休日:毎週月曜日、毎月第3火曜日