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私のごきげんな毎日

【レシピ】ホタテと焼き葱のカルパッチョでアンチエイジング

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

ホタテの焼き葱のカルパッチョ

長かった連休も後半になりました。もっと休みたいと思っている方、そろそろ外の空気を吸いたくなってきた方…色々なお休みを過ごされていることでしょう。わたしは函館の実家に行ってきましたが、見事満開の桜でした。私の住む苫小牧はあともう少しで桜が咲くかな・・・と、もうすぐやって来る春を待っています。

長いお休みの後は、元気を充電した人、元気を放出した方と様々ですが、所謂5月病とも上手に付き合ってこの時期をお過ごしください。
今日は旬の終わりも近づいた、実はすばらしい栄養・美容食材のホタテを使ったカルパッチョをご紹介します。まさに駆け込み食材です。

ホタテと焼き葱のカルパッチョ

材料と分量(2人分)
ホタテ(お刺身用) 4~5個
長ねぎ 1本
カルパッチョソース
 だし醤油 小さじ2
 柚子胡椒 小さじ1
 オリーブオイル 小さじ2
ピンクペッパー お好みで
作り方
1.ホタテは横に2・3等分の薄さにする。長ネギは3~4㎝の長さに切ってフライパンに(分量外)の油を引いて、こんがりと焼き色を付ける。
2.ソースの材料をすべてボウルに入れて軽く混ぜ合わせる
3.器に食べやすく並べ、ソースをかけ、さらにその上からピンクペッパーを散らして出来上がり

ホタテはアンチエイジングの強い味方!?

ホタテは魚介類の中でも多くの栄養素を含む優れた食材のひとつ。高タンパクで低カロリー、ミネラル、ビタミンが豊富で、亜鉛やグリシンなど美容効果の高い栄養素が豊富なほか、グリシンやアスパラギン酸というアミノ酸も豊富です。食べておいしい!ホタテは万能食材です。

ホタテのアスパラギン酸には、エネルギーや窒素(ちっそ)の代謝(たいしゃ)を高める、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルをスムーズに全身へ運ぶといった作用があります。
グリシンは、中枢神経系の機能に不可欠な物質で、脊髄(せきずい)や脳幹に高濃度に存在し、コラーゲン中の3分の1程度含まれます。
筋肉を強化し、肌のハリやツヤを保つ働きを持っているので、アンチエイジングを目指す人にはおすすめ。
体内の不要物を排出し、慢性疲労や不眠の改善にも効果があります。

着目したいのはほたて100g中2.7mg含まれる亜鉛。
私たちの体に必要不可欠なミネラルであり、ニキビや肌荒れを防ぐためには必須の成分。
亜鉛が不足してしまうと、皮膚細胞がスムーズに生まれ変われずに古い角質が残ってしまい、肌がごわついたり、シミが根深く残る恐れも。肝機能の向上、眼精疲労緩和、コレステロール抑制など健康面にも効果がありますが、熱に弱く調理によって壊れてしまうので、お刺身で食べることで上手に摂取することが出来ます。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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