伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演、『ジョン・ウィック』(2014)『デッドプール2』(2018)のデヴィッド・リーチ監督でハリウッド映画化したアクション・エンタテイメント映画『ブレット・トレイン』。そこに乗り合わせた殺し屋たちの任務と因縁が交錯するストーリーは、想像以上にわちゃわちゃしていましたが、お祭り映画として楽しめます。
世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)。謎の女性から電話越しにブリーフケースを奪うよう指令を受けた彼は、東京発・京都行の超高速列車に乗り込む。しかし、それは彼にとって人生最悪な120分の始まりだった。次々と乗りこんでくるキャラ濃すぎの殺し屋たちが、全く身に覚えのないレディバグに襲い掛かる……。
興奮したポイントは3つ。
1.真田広之の殺陣
『ファイト・クラブ』(1999)や『Mr. & Mrs. スミス』(2005) など数々の作品でブラピのスタントを務めていたデヴィッド・リーチ監督。その経験を活かし、画期的なアクションスタイルを確立しています(なかでも『アトミック・ブロンド』は最高!)。本作でもセンス爆発のスタイリッシュなバトルが多々繰り広げられますが、なかでも真田広之さん演じるエルダーの美しい殺陣に惚れぼれしました。ブラピもジャパンプレミアで「55年のベテランならではの気品と格をこの映画に持ち込んでくれました」と絶賛。
2.様式化された日本
原作者の伊坂幸太郎さんも「何この日本!?」とコメントを寄せているように、意図的に日本を様式化しています(冒頭に登場するネオン街に“モダンな服”という看板を発見して爆笑)。ユーモアあふれる世界観で日本を描いています。
3.超ビッグなカメオ出演俳優とは?
予告編でも登場しているサンドラ・ブロック以外に、スーパースタアな俳優2名がカメオ出演しています。そのうち1名は数秒しか映っていないので、お見逃しなく!
時速350kmの列車内で繰り広げられる、決死のバトルムービー『ブレット・トレイン』。予期せぬ最悪が折り重なり、終着点・京都で明らかになる衝撃の真実とは? ド派手なアクション&サスペンスフルな展開を、大スクリーンでお楽しみください。
『ブレット・トレイン』
9月1日(木)より全国ロードショー
https://www.bullettrain-movie.jp/
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