これからどんどんと気温が低下していく季節は、風邪をひいたり、冷えによる不調に悩まされたりと、夏とは違ったからだのケアが必要です。
からだ全体を潤し、芯から温めて、風邪や寒さによる不調を予防したいですね。
からだを温めたり、からだを潤してくれる野菜は、秋から冬にかけて積極的に食べたい食材です。
また、サラダなどの生野菜を食べるよりも、熱を通した食材を食べる方が、これからの季節にはおすすめです。
今回は、秋から冬にかけてとても美味しいれんこんやねぎを使ったポタージュを紹介します
喉ごしが良く、ぽかぽかと温かいポタージュを飲んで、からだの芯から温めていきましょう。
風邪の予防には、ポタージュがおすすめ!
10月に入り、どんどんと秋が深まってきています。
とても過ごしやすい季節ですが、女性にとってはそろそろ冷えを感じる時期ではないでしょうか。
冷えを放置しておくと、風邪をひきやすくなったり、さらには免疫力の低下を引き起こしたりもします。
そんな寒くなってくる季節におすすめなのが、ポタージュです。
ポタージュは、食材をミキサーにかけて、塩などで味つけしたものです。
旬の野菜などをたっぷりと使うことができ、また食欲のない時にも栄養が摂れるので、温かいポタージュは寒い季節にぴったりです。
風邪予防や免疫力をアップさせる食材を使うことで、これからの時期の不調を改善してくれます。
秋におすすめのれんこんとねぎで元気なからだに!
秋は、根菜類がとても美味しい季節です。
里芋、さつまいも、れんこんなどほくほくした食感と甘みは秋を感じる味です。
そしてこの中から今回おすすめしたい食材は、れんこんです。
れんこんは、秋によい食材とされ、からだを潤します。
乾燥しがちなこの季節は、のどの痛みや乾きなどの症状が出やすい時期です。
喉を潤し、咳や痰、のどの痛みを改善してくれます。
そして風邪予防の定番とも言えるのがねぎです。
ねぎは、からだを温めて、気や血の巡りを良くしてくれます。
風邪のひき始めや、少し寒気がする時、下痢気味の時などに食べると効果的です。
お鍋やお味噌汁など温かい汁物と相性抜群なので、冷え症の方にもおすすめです。
また、今回のポタージュには、旨味がたっぷりのたまねぎも使っています。
たまねぎはからだを温め、食欲をアップさせる効果もありますので、ドレッシングにするのもおすすめです。
生活習慣病の予防にも効果的ですので、毎日の食事にぜひ活用してみてください。
れんこんとねぎの薬膳ポタージュ
材料と分量(2~3人前)
- れんこん…1/2本
- 長ねぎ(白い部分)…1本
- たまねぎ…1/4個
- タイム(フレッシュ)…1~2枝
- だし(かつお昆布)又は水…200ml
- 牛乳又は豆乳…150ml
- 塩…お好みの分量で
- オリーブオイル…大さじ1
作り方
- れんこんは皮をむき、一口大に切ります。長ねぎとたまねぎは薄くスライスし、タイムは枝から葉をこそげ取っておきます。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、れんこん、長ねぎ、たまねぎを軽く炒め、だし(又は水)を加えて、野菜に火が通るまで煮込みます。
- ②をミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌します。
- ③を鍋に戻して、牛乳(又は豆乳)、タイムを加え温め、塩でお好みの味に調整しできあがりです。
ハーブは、お好みでタイムやオレガノなどを使ってください。
ハーブの香りは心が落ち着き、精神を安定させてくれます。
今回使ったタイムには、抗菌、抗ウィルス、痰を取り除く作用があります。
お料理に使っても、また風邪気味の時にはハーブティーでうがいをすると効果的です。