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漢方とハーブで花粉症対策

ハーブ・漢方生活はじめてみませんか

まだまだ寒かったり、春本番のように暖かい日があったりと、まさしく三寒四温な日々ですね。だんだんと春が近づいている証拠なのですが、一緒にやってくる花粉も、そろそろ本格的に飛び出してきました!毎日の花粉の飛散量に一喜一憂している人も多いのではないでしょうか。今月は漢方とハーブを使った花粉症対策を紹介していきたいと思います。

菜の花と舞茸と青じそ

漢方でいう「花粉症」とは?

漢方では体の働きを、五臓(肝・心・脾・肺・腎)で分類します。例えば「肝」は、西洋医学でいう肝臓という臓器1つを指すのではなく、肝臓の機能を含むさらに広い範囲の機能を言います。(肝は、胆、目、爪、髄、健、涙と関係しています)

春は、「肝」のバランスを崩しやすい季節です。「肝」が弱り、解毒作用の働きや免疫系に影響が出ると、花粉症などのアレルギー症状がさらにひどくなります。また自律神経にも大きな影響を与えることから、めまい、目の充血、不眠などの症状が出ることがあります。

また春は、風の邪気「風邪(ふうじゃ)」が体に様々な影響を及ぼします。「風邪(ふうじゃ)」は頭痛やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなど、体の上部に症状が現れるのが特徴です。したがって、かぜや花粉症にかかりやすくなります。

ストレスを溜めず、「肝」をサポートする食材をとることで、春の不快な症状を乗り切ることができます。また、春になると冷たい食材をとりたくなりますが、気温の変化が激しい季節だからこそ、体を温める食材をとり、ゆっくりと春という季節に体を慣らしましょう。

「薬食同源」という言葉にもあるように、漢方では食べることは薬と同じぐらい大切なことです。だからといってあまり難しく考える必要はなく、まずは旬の食材を取り入れることから始めてみましょう。

旬の食材で花粉症を乗り切ろう

春におすすめの食材は、しそ、菜の花、たけのこ、ミント、セロリなどの野菜が中心です。
特に、しそ、ミントは花粉症によい食材です。また、「肝」が弱ると免疫力も低下し、花粉症をさらに悪化させてしまいます。免疫力をアップする食材であるまいたけもおすすめです。

しそ

ほたるいかと菜の花と青じそのサラダ

しそは、体を温めて、巡りをよくするので、体内の不要なものを排出する働きがあります。鼻づまりなどの花粉症の症状によいでしょう。
しそと菜の花とほたるいかのサラダにして食べるのがおすすめ。ストレスの緩和や不眠に効果的な食材である春菊も生のまま加えてみてください。

まいたけ

舞茸の炊き込みご飯

まいたけは、アダプトゲンハーブとも言われ、ストレスに対する適応力を高め、汎用性が高く、普段の摂取量では害がない食材です。免疫力を高めることから、花粉症の時期だけでなく、毎日の食事に取り入れたいですね。
まいたけと鶏肉の炊き込みご飯で、免疫力をアップさせましょう。鶏肉は体を温めるので、春におすすめの食材です。

花粉症の症状がつらい時に

花粉症の症状がとてもつらい時のハーブを使った対処法をご紹介します。あまりにも症状がつらい時は、無理をせずに病院で診察を受けてくださいね。

  • ハーブの蒸気浴で鼻づまりを解消しましょう。
    ボウルに熱湯を入れ、ペパーミントやユーカリの精油などを1~2滴垂らし、蒸気を吸入します。この時、目に入らないように目は閉じておいてください。鼻づまりが解消されます。
  • マスクの外側にペパーミントの精油を1滴たらすと、鼻づまりの解消になります。精油をティートリーやユーカリに変えると風邪の予防にもなります。

※精油は、使用上の注意を守って使ってください。

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