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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

映画『真実 La Vérité』のシナリオ対訳本で楽しくフランス語学習

おフランスかぶれのうたかたの日々

Bonne Année !
Je vous souhaite une bonne et heureuse année.

あけましておめでとうございます。
2021年はみなさまにとって素敵な一年でありますように。


真実

今年は3年連続パリで年越し、という夢は叶いませんでしたが、旅行に行けなかった分、オンラインレッスンを毎日予約したりして、合宿のごとくフランス語を勉強しました。
フランス語試験の最高峰「DALF C2」を受験予定なので、年末年始は1日5時間以上を目標に試験勉強。
毎日勉強していても、日々「こんなこと知らなかった!」と発見があり、本当におもしろいです。

だけどいくらフランス語好きでも試験勉強だけだとさすがに息が詰まってしまうので、楽しくフランスと向き合えるような本を「冬休みの課題図書」として購入しました。

その中でもフランス語好きな方におすすめしたいのが、是枝裕和監督作品 映画『真実 La Vérité』のシナリオ対訳本です。

『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞後で、フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュが母娘役で共演することなど、世界中から注目を集めた作品。

フランス語訳と日本語字幕を完全収録した一冊です。
せりふだけでなく、登場人物たちの所作や、背景の説明なども事細かに記載されています。
Amazonプライムで映画が配信されていたので、映画をタブレットで流しながらこの対訳本を読む…という感じで進めました。

わからない単語に出会ったら再生を停止するのですが、私は最初のページの一行目、背景描写のなかに出てきた単語「virevolter」がわからずに「ここからどんだけ辞書を引くことになるのか…!」と心配しましたが…なんとか数時間で読破しました。

「この名詞にこんな意味もあったの!?」「なるほどこんな言い回しだと自然だな…」と、楽しく勉強することができました。
フランス語で「接続法」という厄介な文法があるのですが、文法はわかっていてもなかなか実際の会話の中では自然に使いこなせないもの。
でも今まで何度も辞書で引いても覚えられなかった難しい慣用句や文法も、このシナリオ対訳本と映画を合わせて観ることで、スーッと頭に入ってくる感じがしました。
またスパンを置いて、あと1ヶ月後くらいに復習がてらこの勉強法をしてみようと思います。

ちなみに本のカバーは広げたらポスターになりました。
作品のイメージにぴったりの絵!

真実

去年のパリ滞在時間は元旦の午前中だけでした。
18歳で初めてパリに行って以来、こんなに短いことは初めてなんじゃないかと思います。

でも、毎日健康に過ごせて、フランス語の勉強も頑張れるということは本当に本当にありがたいこと。

医療従事者の方々、そして周囲への感謝の気持ちを忘れることなく、自由に旅できる日を夢見て、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

今年も当連載を、どうぞよろしくお願いいたします!

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