12月15日から、フランスで日中の Confinement(外出制限)がなくなりました。
と聞くとうれしいニュースのようにも思えますが、実は全然。
エマニュエル・マクロン大統領は11月24日の時点では「コロナウィルスの1日の国内感染者数を5000人以下に抑える」ことを目標に掲げていましたが、12月15日の感染者数は11,000人…。遠く及ばず。
それでも一時期は1日で80,000人もの感染者数が出ていたので、それから比べるとだいぶ感染者数は減ってはきているのですが。
日中の外出制限が解除された代わりに、夜間(20時〜翌朝6時)の外出が禁止になりました。
この時間に外出するには、証明書が必要になり、違反すると135€の罰金が課せられます。
この時期の夜間外出禁止は、飲食業はもちろん、クリスマスという一大イベントを重んじるフランス人にとってはとっても厳しいこと。
なので12月24日から25日にかけての夜の外出は、例外的に認められるのだそう。
(この例外は私たち日本人にとってはなかなか理解しがたいですよね)
フランスでは国中でマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)の開催が中止。
寒空の下、美しいクリスマスイルミネーションに包まれながらヴァンショー(ホットワイン)を飲むことが堪能できないなんて、今年は本当に寂しいクリスマスです。
そんな中、「世界で一番美しい通り」とされるシャンゼリゼ大通りでは、今年もイルミネーションの点灯式が行われました。
今年は外出禁止真っ只中での点灯式だったこともあり、オンラインで点灯希望者を募るという新しい試みでした。
点灯希望者は、特設サイト「Illuminations Champs-Elysées」で自分の名前を登録。
登録すると、自分の電灯が割り当てられます。
私は75番地。ラデュレの建物のところでした。
リアルタイムで点灯式もネットで配信されました。
私の灯りが点灯する瞬間も見ました!
日本時間3時過ぎだったので眠い目をこすりながら…
↓点灯した瞬間はこちらのインスタ投稿の2枚目の動画にて
https://www.instagram.com/p/CIf3RIlB1FR/
それはそれは感動したのですが、やっぱりリアルで見たいものです…。
早いもので、今年最後の連載となりました。
今年も拙連載をご高覧いただきありがとうございました!
来年こそは楽しい旅の記録をみなさんにお伝えできますように。
Joyeux Noël, bonne et heureuse année 2021 !!