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私のごきげんな毎日

ポイントは5つだけ!理想のインテリアを手に入れよう

LIFESTYLE
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今年こそおしゃれなお部屋でリラックスしたい!
そんな大人女子も多いのでは?
今回CheRishではインテリアデザイナーの山口麻希子さんにワンランク上のおしゃれなお部屋を作るアドバイスをうかがいました。


待ち合わせたのは山口さんが店舗デザインを手がけられた、アフタヌーンティー・リビング リミックス(新宿フラッグス店)。
アフタヌーンティー・リビング リミックスは、「Fusion of Old & New」をテーマに、時代やテイストを超えた商品ラインナップによる上質なライフスタイルを提案している、まさに大人女子のためのショップと言えます。

ショップはエントランスのシーズナルテーマから始まり、左側にキッチン&ダイニング、中央がリビング、右の窓際がバスシーンとなっており、さらに奥にクローゼット、スタディールームという作りになっています。

「店舗のデザインについては、壁などで区切ることなくプランニングして欲しいという依頼でした。ショップのコンセプト、扱う商品を見せていただき、週末にお友だちを連れて遊びに行けるウィークエンドハウスをイメージして作ろうと思いました。ショップの入り口はガーデニングをイメージしてリビングは暖炉を囲んでリラックスできるように・・・など考えました」と語る山口さん。

店内を見渡すと、壁は1つもありませんが、それぞれがきちんと独立しているのに広々とした居心地よい空間が広がっています。

では実際に、このようなステキなお部屋にするにはどうしたら良いのかを山口さんに教えていただきました。



Point1 インテリアは光りが大切

実は照明を変えるだけでインテリアはぐーんとオシャレになるんですよ。
みなさん、最初に大きな家具をチェンジすることを考えがちで、照明はどうしても後回しにしてしまう傾向がありますが、照明こそ最初に変えることをオススメします。

私がオススメしたいのは光は上から照らす大きな明かりという固定観念を変え、位置をいろいろと変えてみることです。
海外に行くと日本のような蛍光灯の大きな明かりって使われてないんです。
ホテルなどもそうですよね。
リビングの蛍光灯の明かりを白熱灯に変えるだけでも、かなり雰囲気が変わりますが、さらにスポットやペンダント、スタンドライトを使うとお部屋の雰囲気はさらにオシャレになります。

システムライトはスポットライトやペンダントライトがつけられて、優秀です。
あとはスタンドライトを置くのも効果的です。
夜は天井の照明を暗くしてスタンドライトくらいの高さに明かりを灯し、寝る前はベッドサイドの低い位置にオレンジ色の温かい光りを置いてあげるととても落ち着きますよ。
お部屋の雰囲気を作るには1にも2にも照明ですね。

Point2 家具は好きなものを選ぶ

照明がクリアできればこっちのものです(笑)。家具は好きなものを選ぶのが一番だと思います。
もちろんバランスは大切ですが、同じテイストのものの中に1つだけ全く違うタイプの家具を置くのもポイントとなって可愛いと思います。

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先々のことを考えると(家具は一度買ってしまうとなかなか買い替えにくいので)無難な物を選びがちですが、例えばシンプルなディスプレイラックは、レイアウトにテクニックが必要だったり少し難しいですよね。
それであれば何も飾っていない状態でもコレが好き!というデザインのある家具の方がお部屋に飾っても絵になると思いますよ。

ソファなどはファブリックで遊んであげるだけでも雰囲気が変わります。¥クッションやひざかけを好きな柄にしたり、シーズン毎に替えるのもオススメですね。

Point3 ラグを敷く

ラグを敷くことで、そこがお部屋の1つのポイントになりますよね。お友だちが来た時に集まる場所になったり、一人の時でもリラックスできる場所になったり。お部屋全体が暖かい雰囲気になるので、そういう点でも私はラグを敷くことはオススメします。

ラグを敷く時のポイントとしては、余白を作ることです。

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私の周りでもよく耳にするのですがついついみなさん、ラグを壁にくっつけてしまいがちじゃないですか?ラグは壁にくっつけないことがインテリアスタイリングの基本ですね。

バランスのとりやすい理想のサイズはソファとテーブルが乗るくらいの大きさですが、敷いた時に壁との間に余白が出来ないのならば、一回り小さいものを選んで、ソファをラグからはみ出させてしまってもOKです。

あとは、シンメトリーを基本にしておくこと。こうすれば、家具の位置を変えてもキレイに収まります。

Point4 壁を上手に使う

壁にアートや写真を飾るとまた雰囲気が変わります。
賃貸などで壁に穴があけられない場合は、大きめの額に入ったアートを床から壁に立てかけて、観葉植物を置くだけでも雰囲気が出ます。

観葉植物の後ろにスポットライトを置いて光りを当ててあげると、葉っぱの影が壁に写って素敵な効果を出してくれます。
観葉植物は動かしやすいのでお部屋にあると良いと思います。

最近、みかける複数のフレームを壁に飾る場合は素材、形、大きさや色をバラバラにするとかわいいと思います。1つのテイストだけに寄らせないのもポイント。
そうすることで、世界観が広がります。
フレームの中にフレームを入れてあげるのもとっても可愛くてオススメです。

Point5 絵になる場所を作る

お部屋の中に1つポイントとなる場所を作るとメリハリが出ます。

例えば、チェストの上にミラーを置いて、あとは好きな小物をその周りに飾る。これだけで絵になる上に、ミラーの効果で奥行きが出てお部屋が広く感じられます。
また、最近は賃貸でも壁紙を変えられるサービスもありますね。

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ソファやテーブルなど、家具自体を演出できるような場所の背面を好きな壁紙に変えるのも素敵だと思います。

みなさん、いかがですか?
すぐに出来そうなアイディアがいっぱいですね。実は、山口さんにお話を伺ったその足で、照明を買いに行った編集長。
お気に入りのスタンドを1つお部屋にプラスするだけで、かなり雰囲気が変わりました。そして、現在はリビングの照明チェンジを計画中です。

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山口麻希子(Makiko Yamaguchi)
インテリアデザイナー/リラクゼーションプランナー。
東京都生まれ、武蔵野美術大学建築学科卒業。
2003年WONDERWALL入社、片山正通氏に師事。2010年独立しHEADSTARTS設立、同代表を務める。
現在店舗のインテリアデザインを中心に手がけ、主な作品にアフタヌーンティー・リビング リミックス(新宿フラッグス店)、アフタヌーンティー・リビング(玉川高島屋S・C店)、JINS(高崎店)、神楽坂ウナギ整骨院(神楽坂)、などモダンな中にもホッとできるオアシスのような空間作りに定評がある。
そのほか「レオパレス21」の賃貸物件を自分好みにカスタマイズできる「お部屋カスタマイズ」デザイン監修、WEBマガジン「MY LOHAS」ではリラクゼーションプランナーの視点を交えたセンスあるインテリアのコラムを執筆、IKEA×lifehacker[日本版]「新生活実験室」に出演しインテリアとリラクゼーションのつながりをわかりやすく解説するなど、ライフスタイルを豊かにするインテリアを多方面からデザインしている。

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