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ヴォー=ル=ヴィコント城のクリスマス

おフランスかぶれのうたかたの日々

ルイ14世が嫉妬した!ヴェルサイユ宮殿のモデルとなったお城

パリから南東へ約50kmのところに位置するヴォー=ル=ヴィコント城(Château de Vaux-le-Vicomte)。
1661年、ルイ14世の大蔵卿(財務大臣)だったニコラ・フーケ(Nicolas Fouquet)によって建てられました。
日本での知名度はあまりないのですが、ヴェルサイユ宮殿のモデルとなったお城なのです。
ヴォー=ル=ヴィコント城のあまりの美しさにルイ14世は嫉妬し、このお城と同じ建築家や造園家たちにヴェルサイユ宮殿を作らせたのだとか。

展望台から見下ろすことができる美しい庭園は、確かにヴェルサイユ宮殿にそっくり。(展望台は別料金 ひとり3ユーロ)

駅からシャトルバス運行開始、パリからのアクセスが簡単に!

パリからそんなに遠くはないのですが、今までは交通が不便で、レンタカーかツアーで行くかしか方法がなかったのです。
ですが、最寄駅のヴェルヌイユ・レタン(Verneuil l’Etang)駅からシャトルバスの運行が開始され、個人でもアクセスしやすくなりました。

パリ東駅(Gare de l’Est)からP線に乗り約35分。列車は1時間おきに運行しています。
ヴェルヌイユ・レタン駅では、シャトルバスが電車の到着にあわせて待機しています。
シャトルバスは往復で10ユーロ。運転手さんから購入します。
※往路で買った切符は復路でも運転手さんに渡すので、なくさないようにご注意ください。

週末は混雑が予想されますので、事前の入場券購入がおすすめです。
入場券はお城のホームページ http://vaux-le-vicomte.tickeasy.com/ から購入できます。
(フランス語。スマホ対応していないので、少し見づらいです)
ご自宅で印刷して、直接入り口で提示。
クリスマス時期などはちょっと割高になっています。

ヴォー=ル=ヴィコント城のクリスマスデコレーション

17世紀のフランスにおける最高峰の芸術家の集大成となる、そのクラシックでありながらも豪奢なお城の建築を楽しむのももちろんいいのですが、12月のクリスマスデコレーションも見どころ。
11月の一か月間お城を閉めて、クリスマス用にデコレーションを施すというのですから、本気度が違います。

子供たちのみならず、大人も夢の世界へと誘われます。

お城で一番広い大広間(グラン・サロン Grand Salon)にあったデコレーション。この広間の幅と高さは18メートルもあるので圧巻です。
ここの広間は等間隔に並んだ16本のドーリア式柱が有名らしいのですが、もう全然目に入ってこないです…笑

庭園はヴェルサイユ宮殿のそれと比べるととてもコンパクトなのですが、いざ歩こうと思うと体力も時間も消費してしまいます。
なのでおすすめは、馬車!
かわいいポニーが庭園をぐるっと一周してくれます。(ひとり5ユーロ)

お城には馬車博物館もあるので、中世からの貴重な馬車コレクションも見ることができます。
ヴェルサイユ宮殿の規模感や豪華さを知ってしまうとちょっと物足りなさはあるかもしれませんが…ヴォー=ル=ヴィコント城、おすすめです!

ヴォー=ル=ヴィコント城(Château de Vaux-le-Vicomte)
Château de Vaux-le-Vicomte
77950 MAINCY – FRANCE
http://vaux-le-vicomte.com/

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