CheRish Brun.(チェリッシュブラン)

好きと心地よいがつくる、私らしく楽しい暮らし

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

main

映画の続編はつまらないというのが定説ですが、なかには例外もあります。有名どころだと『ゴッドファーザーPART II』(※Iと同格)(1974)、『ターミネーター2』(1991)、『ダークナイト』(2008)とか。今回紹介する『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』も続編なのに面白くて、(ジョニー・デップ贔屓ではなく)私は好きです。

sub2

本作は、前作『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)の後日譚なのですが、前作を忘れていても、観ていなくても大丈夫。前作を掻い摘むと…白うさぎに導かれて不思議の国ワンダーランドに迷い込んだアリス(ミア・ワシコウスカ)は、帽子屋マッドハッター(ジョニー・デップ)や白の女王=妹(アン・ハサウェイ)らと協力し、暴君・赤の女王=姉(ヘレナ・ボナム=カーター)を倒し、現実世界に戻るという話。

そして、本作では3年後に再びワンダーランドを訪れることになったアリスが、悲しい過去に心を奪われた友人のマッドハッターを救うために繰り広げる、「時間<タイム>」との戦いが描かれます。ルイス・キャロル原作の「鏡の国のアリス」そのままに、冒頭アリスは鏡を通り抜けて異世界に迷い込むのですが、その後は原作のプリズムを通して、全く新しいストーリーになっています。前作から本作までの間にキャラクターたちに何が起こったのか、そして彼らの過去にはどんな秘密が隠されているのか…。

因果関係が解りやすいので、私は本作のようなタイムパラドックスの話が好きです。マッドハッターの家族の悲劇や赤&白の女王姉妹の幼年期の秘密が、アリスが過去に遡ることによって明らかになります。前作よりもキャラクターたちの背景がドラマティックに描かれているので、愛着が湧きます。ちなみに、私は赤の女王に感情移入しました。

sub

また、前作監督ティム・バートンのエッセンスを受け継ぎ、前作以上に鮮やかな色彩溢れる本作の世界観も私は好きです。アリスの前作の水色のドレスも可愛かったけど、本作のカラフルでエキゾチックな中国風衣裳は、そこにアリスの自信と成長が感じられます。そして前作同様、ティムの盟友ダニー・エルフマンの音楽が奇妙な世界観を盛り上げます。(余談ですが、2年前の「ティム&ダニーの映画音楽コンサート」は最高でした!また行きたい!!)

誰でも一つや二つ変えたい<過去>はあるかと思いますが、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、<現在>ある後悔をポジティブな<未来>に変えてくれるはず!

pos

アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
7月1日(金)全国ロードショー
http://www.disney.co.jp/movie/alice-time.html
(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.




Author's Profile

GLAM編集長/エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のアラフォーのエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブ・エディターを経て、現在は女性サイト「GLAM」編集長に。
好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Send to LINE