CheRish Brun.|チェリッシュブラン

私のごきげんな毎日

台北でお腹が空いたらつい足が向いてしまうとにかくお気に入りの街、公館

大人女子的台湾生活
台北でお腹が空いたらつい足が向いてしまうとにかくお気に入りの街、公館

何度も来ていた台湾旅行。その時にはタイミングが合わずに一度も足を踏み入れたことがなかったけれど、台北に暮らすようになってから、とにかく気に入ってしまった街があります。

MRT松山新店線にある公館という街。
公館駅3番出口を出るとすぐにあるのが国立台湾大学の広いキャンパス。
そう、ここは学生街なんです。
台湾大学も時間があったらぜひ構内を歩いてみてください。立ち並ぶ椰子の木に、現存している校舎も日本時代に建てられた歴史あるものでとても味わいがあります。北門近くには建築家、伊東豊雄が設計した「社会科学部棟」もあり、デザインなどに興味がある方は必見です。

イケ子No.1豆花とタピオカドリンク、そして大好きな割包の店があります

さて、その台湾大学の向かい側が公館商圏。B級フード屋台からレストラン、カフェまでさまざま飲食店が立ち並びます。そう、ここがイケ子お気に入りのエリアです。安旨グルメの宝庫な上に、イケ子が台湾で一番美味しいと思っている台湾スイーツ&B級グルメが揃っているという最強さ。

なのでこの街に行く際の注意事項は必ずお腹を空かせていくこと!ちょこちょこと色々なものを食べ歩けるので気がつけばお腹がいっぱいになってしまいます。

最初にご紹介したいのがタピオカドリンクのお店「陳三鼎」の「青蛙撞奶」。

「陳三鼎」の「青蛙撞奶」

黒糖のシロップがたっぷり絡まった柔らかめのタピオカをミルクで割ったものなのですが、その配合が実に絶妙。ミルクティーではないのですが黒糖のコクとカラメルのような香ばしさとミルクのまろやかさ、そして大粒でもちもちのタピオカがたっぷり入っています。常に行列の人気店ですがここは本当に並んででも飲みたいお店。最初にここでドリンクを買って飲みながらぶらぶらするのがおすすめのコースです。

そして、この「陳三鼎」の向かいには以前もこのコラムでも書いた四神湯と台湾式ハンバーガー割包がおいしいお店「藍家」があります。

実はその隣にある「金鶏園」は小籠包がおいしいお店。しかも単位が5個入りなのでひとり旅の方は知っておくと便利なお店です。通常の小籠包の他に蟹味噌小籠包もあるのですがこちらも絶品!あとお粥もおいしいので胃を労わりたくなったときにもおすすめです。

この界隈からまっすぐ進んでいくと、汀州路という通りになるのですが、こちらもまた老舗系名店が揃いの魅惑ストリート。
なかでもいちおしなのが台湾スイーツ「豆花」のお店「龍潭豆花」。

台湾スイーツ「豆花」のお店「龍潭豆花」

豆花のお店ってトッピングをいくつか載せられるお店が多いのですが、ここのお店は花生(ピーナッツ)一種のみ。そしてお値段は35元。店内は飾り気がまったくなく、テーブルと椅子がいくつか。でもその潔さがなんとも好きなのです。少しふんわりしていて口当たりなめらかなのがこちらの豆花の特徴。シロップの味も絶妙であとに残らないやさしい甘さに食べるたびに芯から癒されます。

陳三鼎
住所:台北市中正區羅斯福路三段316巷8弄2號
電話:02−2367−7781
営業時間:11:00~21:30(月曜定休)

藍家
住所:台北市中正區羅斯福路三段316巷8弄3號
電話:02-2368-2060
営業時間:11:00~24:00(月曜定休)

金鶏園
住所:台北市中正區羅斯福路三段316巷8弄3之1號
電話:02-2368-0698
営業時間:11:00~22:00

龍譚豆花
住所:台北市中正區汀州路三段239號
電話:なし
営業時間:11:00〜23:00(月曜定休/売切れ次第終了)

とっておきのMIT商品を探しに「小日子」へ

とっておきのMIT商品を探しに「小日子」へ

正直あまりおしゃれ感のなかったこのエリアに素敵なお店ができました。
「小日子」というナチュラルな雰囲気のライフスタイル系小冊子があるのですが、その「小日子」がオープンさせた雑貨店です。MITというのはMade in Taiwanのことなのですが、こちらにはセンスのいいMIT雑貨が揃っているのでかわいい台湾雑貨を探すのにもぴったり。「小日子」オリジナルのグッズもいくつかあるので合わせてチェックを。雑貨店の真向かいにはドリンクスタンドもあって、台湾素材を使用したこだわりのドリンクを買うことができます。台湾のドリンクスタンドではあまり見かけることのない、炭酸ドリンクも買うことができるのでこれからの時期、覚えておくと重宝しそうなお店です。

小日子商號
住所:台北市中正區羅斯福路四段52巷16弄13號
電話:02-2366-0294
営業時間:12:30~21:00

カフェでまったりするのなら昼ビールも楽しめる「海邊卡夫卡」へ

海邊卡夫卡

B級グルメを堪能し、満たされたあとはぜひカフェへ。この界隈にはおしゃれなカフェもいくつかありますが、なかでも特にお気に入りなのは「海邊卡夫卡」。
「海邊卡夫卡」は日本語にすると「海辺のカフカ」。そう、村上春樹さんの小説と同名。台湾にもハルキストは多い、という話は聞いたことがあるのできっとそこから付けたのでしょう。

店内も名前にふさわしく、どことなく文学の香り漂う、落ち着いた雰囲気。夜はライブを行っていることも多いです。流れる音楽もセンスがよく、お客さんも複数人で来ていても静かにおしゃべりを楽しむという雰囲気なので、居心地のよさを感じます。ちなみにメニューにはビールをはじめとしたアルコールもあるので、週末ここに来てビールを飲みながら書き物をしたり、読書をしたりという時間がわたしにとっての至福のひとときです。

海邊卡夫卡
住所:台北市中正區羅斯福路三段244巷2號2F
電話:02-2364-1996
営業時間:月〜木11:30~22:30、金〜日12:00~0:00

台湾コラム「大人女子的台湾生活」は今月でちょうど1年連載させていただきました。実は今回が最終回。1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。過去記事合わせて台湾旅行の参考などにしていただけたら幸いです。ぜひまたどこかでお会いしましょう。再見!(コバシイケ子)

トラベルライター&台湾ブロガーコバシイケ子
2011年にはじめて台湾を訪れてから、懐かしさと新しさが入り混じる独特の雰囲気、ゆるさ、旅行だけでは食べつくせない幅広い食のバリエーション、薬膳をはじめとした食文化に魅せられ頻繁に通いはじめる。

2016年、ブログ「TAIWAN IKEKO」を開設。

現在ameba公式トップブロガーとして日々台湾情報を発信中。
Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Evernote
Feedly
Send to LINE