早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。
私は3年ぶりにパリ行き航空券を購入。3年ぶりにパリで新年のカウントダウンをします!
今から楽しみで毎日そわそわしながら過ごしているのですが、その前にフランスでは大切なイベントがあります。…そう、クリスマス!
フランスでは日本よりもずっとコロナに対する制限緩和が早く進んでいるのですが、今年はこの3年で一番制限のないクリスマス。
ガソリン不足や物価高騰、それに加えてフランス人が大好きなストなど、様々な問題はありますが、ここ数年で一番クリスマスにかける熱量が高いように感じます。
パリジャン・パリジェンヌのみならず世界中から訪れる観光客が毎年楽しみにしているのが、パリの中心にあるデパート「ギャラリー・ラファイエット パリ・オスマン店」のクリスマス。
店頭のショーウィンドーや、2021年春に改修したドーム型天井(クーポール)まで高くそびえ立つクリスマスツリーなど…今年はどんな魔法を用意してくるのでしょうか?
今年のテーマは ”La planète des sapins”
1976年以来毎年テーマを変えて館内を彩るギャラリー・ラファイエットのクリスマス。
今年は ”La planète des sapins”(モミの木の惑星)がテーマ。
クリスマス独特の「イマジネーション」を掻き立てるものになっています。
サンタクロースやトナカイ、朝目覚めるとプレゼントが枕元にあるーーという、クリスマス自体が元来とてもすてきなおとぎ話のような設定なのですが、さらにかわいい物語が注がれていきます。
モミの木の惑星「エラト」に住む人々は、地球を観察するのが大好き。
毎年クリスマスになると、地球へモミの木を送り、帰りには地球にあるなにかを持ち帰ってきます。
地球に住むアニーのパパは、今年クリスマスを祝わないことに決めました。
ノールマンは、アニーを助けるために、地球へ旅をすることにしました。
ギャラリー・ラファイエットでアニーを見つけたノールマン。
アニーは次第に笑顔を取り戻していくのですがーー
子ども向けの本も含めてフランスで約30もの著書があるクレール・カスティヨン(Claire Castillon)が手がけたオリジナルストーリーは、イントロを聞いただけで、なんだかとてもワクワクしてきます。
イラストを手がけるのは、バンド・デシネ作家でイラストレーターのフロラン・シャヴエ(Florent Chavouet)。日本文化からもインスピレーションを得ているというフロラン、日本でも本を出版しています。
このイラストとストーリーで映画が一作品作れそうです…!
遊び心いっぱいのクリスマスツリー
天井にミラーボール、楽器を持ったモミの木たち、ネオンカラーのデコレーション…まるでライブハウスのなかでモミの木たちが演奏しているかのよう。
モミの木の惑星「エラト」の賑やかな雰囲気がイラストだけでも伝わってきますね!
大人も思わず立ち止まる!童心に帰るショーウィンドウ
ショーウィンドーがクリスマス用に装飾されると、目をキラキラさせて子どもたちがショーウィンドウの前に集います。
ギャラリー・ラファイエットのクリスマス時のショーウィンドウは、子どものみならず大人も夢中にさせる仕掛けがいっぱい。
童心に帰り、思わず時間を忘れてしまい見入ってしまいそう。
モミの木の惑星で大冒険!? ”L’EXPÉDITION PLANÈTE SAPIN”
ギャラリー・ラファイエット本館に「モミの木惑星」の物語を具現化した世界が登場します。
ノールマンとアニーの不思議な冒険を、ぜひご自身で体験してみてください。
2022年11月17日(木)から12月23日(金)まで
入場料:5ユーロ(10才以下無料)
ご予約はこちら(フランス語サイト)
その他にもサンタクロースと記念撮影できるスタジオや、クリスマス限定商品など、一日中いても楽しめるギャラリー・ラファイエット パリ・オスマン店。
地下一階はマッサージやサウナ、スパが揃う美容フロアに生まれ変わっていますので、疲れたらこちらで自分へのプレゼントもいいですね♡
久しぶりの連載再開となりました。
実は今夏に子宮全摘出手術をしました。
手術前の薬治療の副作用がとてもつらくて、しばらく連載をおやすみしていました。
術後の経過は順調で、今とっても元気です!
年末には久しぶりのフランス旅。
航空券を買った時点で既に「水を得た魚」状態です(笑)
目の前に大きい楽しみが待ち構えていると、こんなにも人生は楽しいんですね。
久しぶりに、旅前のドキドキを味わっている時期もまた楽しいです。
これからまたどうぞよろしくお願いします!