すっかり深まった秋、読書にはぴったりの季節ですね。
今もそこそこ楽しいけれど、もっと暮らしやすく、もっと楽しく生きるにはどうしたら?
これからの暮らしを見直したい、楽しみたいと思ったときにおすすめの本をご紹介します。
ときには手放す潔さを『パリに暮らす日本人マダムの「手放す幸せ」の見つけ方 人生を謳歌するフランス流賢いおしゃれと小さな住まい』
全員、在仏歴24~50年以上!
パリ在住の日本人マダム6人の「年齢」にとらわれない生き方、楽しみ方を紹介した『パリに暮らす日本人マダムの「手放す幸せ」の見つけ方 人生を謳歌するフランス流賢いおしゃれと小さな住まい』。
“年齢にとらわれない”、“他人の目を気にしない”、“人に寄りかからずに自分で立ち、歩み続ける”。
素敵なマダムたちが長いパリ生活で培ったライフストーリーは、年齢を重ねること、自分流のスタイルを持って生きることのカッコよさを教えてくれます。
特に、パリの「カフェキツネ」の看板マダム、82歳 ファッショニスタ 石井庸子さんのおしゃれな着こなしやライフスタイルは必読!
「いくつになっても楽しくカッコよく生きていきたい。」
そう思う人に読んでほしい一冊です。
いくつになっても自分らしく『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』
ファッションエディター、スタイリストとして活躍する大草直子さん著『見て触って向き合って
自分らしく着る 生きる』。
他者に向けていた承認欲求が、50代になって「自分とどう向き合うか」というように、考え方が変わ
ったという大草さん。
若い頃のように力技がきかないからこそ、時にスローダウンして自分と向き合い素材にこだわり、スキ
ンケアや下着選びを見直す。
「いつまでも自分であることに満足できるよう、自分を見ること、そして優しく降れることを心掛けて
いる。」
と語る大草さん。
体や体調が変化を遂げる40代50代こそ、おしゃれもゆっくりに。
年齢からくる体や心の変化に戸惑いを感じつつも、変化と向き合いたいと思う人におすすめです。
隣の芝を気にせず生きる『わたしの芝を青くする』
フリーデザイナー&Vloggerとして活動する「hibi hibi」のasakoさん著『わたしの芝を青くする』は、「こころの整理術」のための指南本。
「自分らしい選択、暮らし、生き方って……?」
その答えは求めつつも、なかなか実体がつかめないものです。
かつては「なにをしてもしあわせになれない。」と、もがき苦しんだ時期があるというasakoさん。
“やりたくないことはやらない”、“できない自分を責めない”、“人は人。同じ土俵に上がらない”などなど。
『わたしの芝を青くする』では、asakoさんがこれまでに取り組んでみて「よかった」と思えるこころの整理術を厳選し、実践方法について紹介しています。
隣の芝生の青さをうらやむよりも、自分の芝を青くしよう!
誰かと比べて生きるのではなく、自分の尺度で「足るを知って生きる。」
自分らしい選択、生き方を模索している人に読んでほしい一冊です。
好きなものに囲まれて暮らそう『カゴと器と古道具』
森の暮らし案内人・安部智穂さん著『カゴと器と古道具』は、自然由来のものや手作りのものに囲まれた丁寧な暮らしが紹介されています。
国内で最後に電気がひかれたという山深い里山で暮らす安部さん。
プラスチックの道具が溢れるこの時代、安部さんの愛用品は骨董市めぐりで集めた古道具や、カゴ・器など、自然由来のものや手作りのものがほとんど。
道具を大切に手入れして使うということは、自分自身も大切にするということにつながるのかもしれません。
自分にとって大切なものに囲まれていると、暮らしはもっと愛おしくなる。
「これを機に、自分の暮らしも見直してみようかな?」そう思わせてくれる一冊です。
50代半ば、あれやこれや考えたり悩んだり『松浦弥太郎のきほん』
40代、50代、色々経験もしてきたけれど、悩みというものはいくつになっても出てくるもの。
『松浦弥太郎のきほん』は、エッセイストでもある松浦弥太郎さんが、日々のあれやこれや考えたり悩んだりしたことを記した本です。
50代半ばを過ぎ、日々前向きに暮らしてはいるものの、漠然とした不安やさみしさがあるという松浦さん。
自身が撮影した写真とともに、自分を客観視しながら、今の自分を等身大で綴った一冊は、同世代なら共感できるものがきっとあると思います。
自分を客観視するというのは、できるようでなかなかできないもの。
今の自分、これからの自分を見つめ直したい人にぴったりな一冊です。
無理をしないでできることから『90日で手に入れる 「余白」のある暮らしのつくり方』
「ミニマムな暮らしをしてみたいけれど、なかなか理想どおりにはいかないな……。」
ゆるミニマリスト・人気ブロガーのみしぇるさん著『1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす』は、そう感じている人におすすめ。
「レシート一つほどの小さなモノでも良いから、1日に1つ何かを捨てていけば、いつの間にか空間がスッキリしていく。」
みしぇるさんが実践している“1日1捨て”という習慣は、物理的なことだけでなく、心や体、時間、家事などにおいても役立ちます。
山形県の禅寺で生まれ、自然に禅の考え方が取り入れられているみしぇるさんの日常。
“放てば手に満てり”、“吾唯足知(われただ足るを知る)”
自分らしく暮らせる日々に向けた、本書で触れている禅の言葉が心に響きます。
「無理をしない。できることから。」
気負わず、けれど毎日をシンプルかつ丁寧に暮らすヒントが満載です。
大人だからこそ話し方を見直そう『大人女子のやわらかな話し方帖 一流のお客様に学んだ言葉づかい』
外見や身だしなみも大切だけれど、話し方ってとても重要。
『大人女子のやわらかな話し方帖 一流のお客様に学んだ言葉づかい』は、感じがよく、きちんと見える話し方のヒントが詰まった一冊。
「ミニマムリッチⓇライフ」を提唱し、コンサルタントとして活躍する横田真由子さんは、過去に著名人やVIP顧客の接客に従事してこられました。
その経験から得た、素敵なお客様に教わった話し方、きれいな言葉を使えるようになる極意が書かれています。
「ただ丁寧なだけではない、きちんと見える大人の女性の言葉と話し方とは?」
「感じよく、やわらかな雰囲気の大人の女性の話し方を身につけるには?」
さりげなく、頑張り過ぎない大人の会話術を身に着けたいと思っている人におすすめです。
いかがでしたか?自分の暮らしを見つめ直したいと思っても、何から手をつけたらいいのか分からないことも多いですよね。
人生の先輩や、同世代の人たちの工夫や実践していることを参考に、まずは取り入れられそうなことから試してみては?