CheRish Brun.|チェリッシュブラン

私のごきげんな毎日

思わずびっくりするほどおいしい万能保存食「梅味噌」

足立さんのレシピノート〜美味しいと知恵〜

例年にない早い梅雨入りになりました。ようやく新型コロナウィルスへのワクチン接種も始まりましたが一日も早い収束が願われますね。

今月のお題:無駄にならない常備菜と保存食

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保存食や常備菜があると便利だなーっと思う反面、常備菜がついつい残ってしまいます…何かよいレシピやアイディアはありますか?
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足立さん
いろいろなところで言っているのですが、私自身は何が何でもの常備菜派ではありません。
常備菜は、作るのが楽しかったり、何となく「やっている感」があるのですが、作る時間と消費する頻度を比べると圧倒的に作る時間にかける時間が長いのです。

そして「いつか困った時に」と思って作ったはずが、その「いつか」はなかなか来ないのです。

それで、ある時に常備菜は作るより消費する方が大変と言う結論に達して常備菜作りに力を入れるのはやめました。

とは言え、わざわざ作ると言うよりはちょっと多めに、これがあったら……と言う小さなおかず作り、ベース菜は作りは楽しくて続けています。

今月は保存食と常備菜ということで、私が便利に食べきっている小さなおかずをご紹介します。

私の梅仕事

梅仕事といえば「梅干しづくり」を思い浮かべる方も多いと思います。私も、梅干しづくりを挑戦してみたいと思うのですが、毎年大きな南高梅の梅干しをいただくので、梅干しを漬けたことがありません。

梅仕事

私が、ずっと続けている梅仕事は、梅サワーづくり。また、一昨年から日本酒で作る梅酒づくりにはまっています。

梅サワーや梅酒をつけた後に梅を取り出し、お砂糖を足してホタホタに煮て、お茶うけに、お箸休めにするのも楽しみの1つです。

梅味噌

梅味噌

今日ご紹介するのは、ビックリするほど美味しい、梅の実入りの練り味噌です。揚げ野菜に、お豆腐の田楽に、生のきゅうりに、ご飯のおともに……。ぜひ、小さなおかずの仲間に加えてください。

材料と分量(作りやすい分量)

  • 味噌…1カップ
  • 砂糖…1カップ
  • 酒…1カップ
  • 梅酒などをつけた後の梅…適宜

作り方

  1. 材料を全て小鍋に入れて味噌を溶きほぐしてから火にかける
  2. しゃもじでかき混ぜながら煮詰めていく
  3. マヨネーズ位のかたさまで練り上げたら梅の実を入れて、火をかけながらつぶしていく
  4. 梅の実が潰れたら火を消して保存容器に入れる
梅味噌

素揚げしたお野菜につけて食べるのが、とにかくおすすめです。

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料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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