フランスは2020年7月1日以降、ヨーロッパ以外の国からの渡航を段階的に受け入れることになりました。
第一弾としての受け入れは、日本を含む14か国(受け入れ国の一覧は、15日毎に見直されます)。
そう、またフランスに旅行できるようになったのです!!
ですが…
7月1日現在、日本政府はフランスを含む111カ国・地域からの外国人の入国を原則拒否。
日本人がこれらの国・地域へ旅行することに関しては、渡航中止勧告を出しています。
(強制ではないようです)
もし旅行後に帰国し再度日本に入国する場合は、
- 帰国時にPCR検査を受けること
- 自宅などでの2週間の待機期間
が必要になります。
なので1週間旅行したとしても、帰国後2週間待機…
3週間は会社を休まなくてはいけないので、現実的に難しいですね。
フランスが日本からの観光客を受け入れたとしても、まだまだ厳しい状況が続きそうです。
6月末のエッフェル塔再オープンの際には日本でも大きく報道されていました。
ルーヴル美術館は7月6日に、その他フランス国内の美術館、博物館、歴史的建造物も、現在ではほとんどが再オープンをしています。
日本中でフランスに旅行できる日はいまかいまかと待ってる方も、たくさんいらっしゃることでしょう。
パリでの衛生対策は大丈夫?
パリの観光地で取られる衛生対策の一部をご紹介します。
空港での対策
- 空港へ到着したら検温があります。
- 他人との間隔をとるためのマークが床上に記されています。
パリのホテル
- 予約とキャンセル条件がフレキシブルになっています。
- 物理的接触を減らす努力をしています(チェックインとチェックアウトのオンライン化、仕切り板の設置、非接触式の支払い方法をとるなど)。
パリ市内での移動
- 駅やホームではソーシャルディスタンスを守ることが求められています。
- 駅、列車、タクシー内ではマスクの着用が義務付けられます。
レストラン
- テーブル間隔は最低1メートル開けています。
- 室内と厨房ではマスクの着用が義務付けられます。
- 1テーブルあたりの客数は10席以内としています。
観光地やイベント会場で
- 物理的な接触を減らすため、オンラインの予約とEチケットを推奨しています。
- クロークサービスを中止し、除菌ジェルが設置しています。
- マスク着用が推奨されます。
- 単独や二人、もしくは家族や小さなグループ単位のアクティビティを推奨しています。
→【PDF】パリの観光地で取られる衛生対策(パリ観光会議局)フランス語/英語
パリ以外の観光地でも、例えば日本人観光客の約半数が訪れるというノルマンディー地方のモンサンミッシェルでも同様に対策がされています。
僧院は6月に再オープンしていますが、次のようなことが義務付けられています。
- 11歳以上はマスク着用
- 事前にオンラインで訪問予約が必要
チケットはこちらから→国立モニュメントセンター(フランス語/英語)
そのほか、今はどの地域の観光スポットにおいても、団体客の受け入れはしていなかったり、事前のオンライン予約が必須というのは共通しているようです。
eチケットなしで当日その場に行っても入場できない、ということも。
今後、このような「事前オンライン申し込み」形式は、観光地における新しい標準となりそうですね。
旅で観光業をバックアップ
バカンスに命をかけるフランス人も、さすがに今年ばかりはちょっと様子が違うようです。
ある調査では、バカンスに出かけるつもりである人の約半数が、6月時点で何の予約もしていないと回答したそう。
フランス人でもそんなモードになるんだ…と少し驚きました。
そんななか、フランス国内旅行促進キャンペーン「#CetÉtéJeVisiteLaFrance(この夏、私が旅するフランス)」に注目。
フランスの約60の観光地、企業、公的団体がこのキャンペーンに連携し、観光地やアクティビティについての情報を届けています。
SNSに投稿したメッセージ、写真、動画は、下記キャンペーンサイトに掲載されています。
CetÉtéJeVisiteLaFrance(フランス語)
https://www.france.fr/fr/campagne/cetetejevisitelafrance
フランス在住ではないけれども…次回のフランス旅行のデスティネーションを決めるのにはとってもとっても有益な情報が盛りだくさん!
Instagram のハッシュタグ「#CetÉtéJeVisiteLaFrance 」もチェックして、旅気分を味わうことにしましょう…!