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パリで狩猟の歴史を学ぶ—「狩猟自然博物館」

おフランスかぶれのうたかたの日々

芸術分野に重きを置く文化大国・フランス。
博物館・美術館の数は大小合わせて1,200以上あります。
私はこれまで何度もフランスを旅行していていますが、正直、1,200あるうちの90%以上を知りません…
なので毎回訪問したことのない美術館に足を運ぶようにしています。

今回の旅行で、初めて訪問したのがパリ3区の狩猟自然博物館。
ポンピドゥー・センターから徒歩10分ほどの、マレ地区にあります。
狩猟愛好家のフランソワ・ソメによって1964年に設立。
2008年に2年間の改装工事を経てリニューアルオープンをしています。

「狩猟」をテーマにした狩猟自然博物館(Musée de la Chasse et de la Nature)

その名前通り「狩猟」をテーマにした博物館です。
動物のはく製を中心に、狩猟に使用されている鉄砲や甲冑、狩猟の風景を描いた絵画や彫刻、タペストリーなどが展示されています。
実のところ私、はく製が苦手でして…
だって普通に怖い。毛の生えたミイラですよね、死体ですよ!?
そんなわけでこの博物館自体の存在は知ってはいたのですが、なかなか食指が動かなかったのです。
ですが、Instagramでフォローしている方が訪問し、こぞって高評価だったので(ちょっとだけ)勇気を出して、行ってみました!

その結果…

すごくおもしろかったです!!
各展示は「猪の部屋」「犬の部屋」「猿の部屋」などとテーマ別に展示が部屋で分けられているのですが、その展示の方法もとてもユニーク。
ある部屋は、貴族の邸宅に迷い込んだような調度品で溢れ、ある部屋はお化け屋敷のような雰囲気で…各部屋ごとに異なるインスタレーションは、

博物館のコレクションだけでなく、個人コレクターからも作品を収集しているらしく、とてつもない展示数です。
ただ、途中「ひええっ!」って声を出してしまうほど、びっくりする場所に動物のはく製が潜んでいたりするので、ご注意を。
小さなお子様も、怖気づくことなく、おもしろがって鑑賞していました。
一番ビビりだったのは、私かも(笑)

ジビエ(狩猟によって食材として捕獲された野生の動物)料理が盛んなフランス、狩猟の歴史、フランスに根付く狩猟の習慣を楽しみながら学ぶことができる、なんとも素敵な博物館でした。
ルーヴルやオルセーなど、主要な美術館をひととおり制覇したなら、個性的な狩猟自然博物館も是非。
2m以上もあるホッキョクグマのはく製は迫力満点ですよ!

ちなみに写真撮影は大丈夫か確認したところ「フラッシュ禁止だけど、撮影はOK」とのことでした!

狩猟自然博物館 Musée de la Chasse et de la Nature
・公式サイト(フランス語・英語):http://www.chassenature.org/
・住所:62 Rue des Archives, 75003 Paris
・入場料:大人8ユーロ(2018年5月23日現在)
毎週第一日曜日は入館無料
・開館時間
火曜~日曜 11時~18時(最終入館時間 17:30)
水曜日は21:30まで開館(最終入館時間 21時)
月曜・祝日 休館

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