CheRishでの連載では、過去に2回、パリのパサージュについて書きました。
○パリのパッサージュ「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」
○パリのパッサージュ「パッサージュ・ジョフロワ」
雨の日も安心してお買い物できる、屋根付き「アーケード街」のパサージュ。
「パッサージュ・ジョフロワ」の向かい側に位置し、カミーユ・ピサロの絵で有名な「モンマルトル大通り」(Boulevard Montmartre)から「サン=マルク通り」(Rue Saint-Marc)まで続く、「パサージュ・デ・パノラマ」(Passage des Panoramas) を今回はご紹介いたします。
メトロではグラン・ブールヴァール (Grands Boulevards) 駅からすぐ、オペラ駅からも徒歩圏内、便利な立地にあります。
名古屋にある「円頓寺商店街」が”友好提携”しているのだとか…。姉妹都市、のようなものかしら。
新しいアドレスがどんどん生まれるパリですが、パサージュの中は何世紀も前にタイムスリップしたかのような、映画のセットのような非現実的な空間が広がります。
見た目がなんとも独創的な「Restaurant Victoria Station」(11 boulevard Montmartre) は、電車の車両のようなワゴンレストラン。
パサージュ・デ・パノラマには、パリ中の切手商が集まります。
質が高く美しい商品の数々、ショーウインドー前で足を止め、思わずしばらくの間見入ってしまうほど。
今話題のBULY (ビュリー) でも脚光を浴びている”カリグラフィー”のお店もあり、手書きならではの独特な味わいは、見ているだけでも楽しいです。
さて、そんな古くから残る景色も残る中、連日パリジャン・パリジェンヌたちで賑わっているお店があります。
それが「Gyoza bar」。 (56 Passage des Panoramas)
ミシュランで2つ星を獲得したレストラン「Passage 53」の佐藤伸一シェフがプロデュースした、餃子専門店。(ちなみに Passage53 こちらも同じパサージュ内にあります 53 Passage des Panoramas)
餃子8個で8ユーロ(約944円、1ユーロ118円の場合)、12個で10ユーロ(約1180円)、ともちろん日本で食べるよりはお値段は張りますが、高級シャルキュトリ(お肉屋さん)のユーゴ・デノワイエのお肉を使っているのでお味はお墨付き!
餃子と言えば、ビール!ですが、地元の人たちの間では、餃子&ワインというのが主流のようです。お肉料理ですしね。。。
新旧様々な顔を持つパサージュ・デ・パノラマ。
是非向かいのギャルリー・ヴィヴィエンヌとハシゴして、不思議空間歩きを楽しんでみてください!