先日、元旦を迎えたのに…早、6日!!
明けましておめでとうございます。皆さまにとりましてお幸せな一年でありますようお祈り申し上げますとともに、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年の一回目はかんたんに作れてお祝いの心を表す「小豆ご飯」をご紹介します。
小豆ご飯
材料と分量(作りやすい分量) | |
白米 | 1.5合 |
もち米 | 0.5合 |
煮小豆 | 1/4カップ |
塩 | 小さじ1/2 |
小豆の上ずみ液 | 1/4カップ |
水 | |
作り方 | |
※小豆を煮る一つ一つの動作は楽しいのですが、小豆を買っても、その後使う予定がない方などは、市販のお赤飯用の「茹で小豆」の缶詰を使うと良いでしょう。 ※残りましたら、是非冷凍保存を。とても便利です。 |
美味しいだけじゃない小豆のパワー
小豆というとあんこというイメージがありますが、普通に茹でてお豆としても食べられ、他の大きな豆よりも火が通りやすく調理のしやすいお豆です。
そして美味しいだけでなく食物繊維やビタミンなどの栄養素がたっぷりつまっています。
小豆の歴史
小豆の歴史はとても古く、世界最古の中国の薬学書である「神農本草経」にも登場します。小豆の煮汁には解毒作用があるとされ、当時は食べ物というよりも薬としての側面が強かったようです。
日本には3世紀頃伝わり、古事記や日本書紀にも小豆が登場します。
この赤い色にとても重要な意味があり、魔除けなど呪術的な力があると信じられていました。
赤は太陽、生命などを象徴する色。原産地の中国では厄よけの意味を込めて食べたり、お祝い事の席でよく料理に使われていたそうです。日本では江戸時代になって、おめでたいことがあった時に小豆を炊き込んだお赤飯を食べる風習が広まりました。
煮汁の効果
さて、小豆は多くの栄養がつまった優良食品ですが、良く知られている効果の一つに煮汁によるむくみ解消があります。又、使い方によっては宿便も取れるそうです。
漢方では相似形という考え方があり、それは内臓と似た形の食物を食べるとその内臓が良くなるというものです。小豆は腎臓と形が似ていますが、小豆の煮汁を飲むと腎臓の炎症が抑えられ利尿作用が促されて、むくみ(リンパ液の滞り)が解消されます。
韓国では「小豆の煮汁飲むだけダイエット」がよく知られています。 特にぽっちゃりに見える水ぶくれタイプの方にはこの小豆煮汁によるダイエット法はぴったりのようです。
小豆の煮汁は漢方で言うところの水毒による症状、例えばアレルギーや鼻水などの改善にも効果を発揮します。
また、二日酔いの解消にも煮汁がよく効きます。
年末年始の運動不足の中の飲み過ぎや食べ過ぎなど、むくみからくるだるさなど、早めにデトックスして新年を元気に歩みだしましょう。