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【レシピ】体の酸化防止に!さんまの梅干し煮

足立洋子の体がよろこぶおいしいご飯

さんまの梅干し煮

10月も後半に入りました。空も高くなり、すっかり周りは秋色になってきました。あの暑かった日が嘘のように、涼しく、過ごしやすくなってきましたね。
これからは「食欲の秋」との戦いになりますか?
さて、今日は秋になったら先ずは食べたい旬の「さんま」を使った「さんまの梅干し煮」をご紹介しましょう。
一度に多めに煮ておいて、常備菜にも良いでしょう。

さんまの梅干し煮

材料と分量(2人分)
さんま※ここではお腹の取ってあるさんまを使いましょう 2尾 約300gくらい
梅干し 2〜3粒
醤油 大さじ3
大さじ3
砂糖 大さじ1.5
大さじ6
生姜 一かけ
作り方
  1. さんまを筒のまま3~4等分にして、塩水で洗い拭いておきます
  2. 鍋に煮汁を作り、煮立ったら①のさんまを入れ、再び煮立ったら中火で15分くらい、時々スプーンで煮汁をからめながら煮る。
    (常備菜になる濃い目の味付けです。)
  3. ※圧力なべで作ると、骨まで柔らかく、おいしく食べられます。

美容効果抜群のさんまは積極的に食べよう!

昔は大衆魚だった青魚(背中の青い、さんま、いわし、さばなど)と呼ばれたものも、最近はすっかり高級魚となってしまいました。
北海道では、ここ数年、姿を消しつつあったイワシが穫れるようになり、毎年大漁だったさんまが、今年は品薄と言っています。
海水の温度に寄るものらしいですが、地球の温暖化は確実に、魚の生態系まで、変えようとしているようです。

さて、なぜ青魚がここまで、注目され始めたかと言うと、青魚に含まれるDHAやEPAの成分に寄るところのものが大きいわけですが、コレステロールの低下作用だけではなく、これらの油はさんまの皮に多く含まれていて体の酸化を防ぎます。
この酸化は、様々な病気の引き金になりますから、酸化防止のこのDHAやEPAの成分のとれる青魚は優秀な食品として、多くの注目を集めることになったのです。

ここは、女性の方の読み物ですから、今日は美容のことにふれたいと思います。
油が酸化すると老化につながります。特にオイリー肌の人は、その肌の油が酸化して炎症をおこしたものがニキビということです。
体の油を酸化させないようにさんまを食べるのは、とても効果的なことです。

今日は、取ってしまいましたが、さんまの内臓にはビタミンAが含まれていて、このビタミンAにも体の酸化を防ぐ力があり肌を強くします。
美肌を目指す場合には、塩焼きのさんまを丸ごと食べるのがおススメです。皮も内臓も血合いも、丸ごと食べてしまいましょう。
内臓の苦味も慣れてしまうと、美味しいですし美容の為と思うと食べられてしまうのが女性ですね。アレコレと他のおかずを用意しなくても、さんま一匹と、だいこんおろしで美肌の為の栄養素が摂れると言うことです。

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「旬のものを食べる」「色のバランスを考える」たったこれだけで、栄養のバランス、おなかも心も大満足!

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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