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私のごきげんな毎日

『四十九日のレシピ』忘れてしまった大切なものを探してみませんか?

CULTURE&ENT

11月9日から公開となる永作博美さん主演の映画『四十九日のレシピ』。
毎日、お仕事に家事にと忙しくしている大人女子にCheRishがオススメするこの秋イチオシの映画です。

大切なものはベテラン俳優の中にある

『四十九日のレシピ』では主演の永作博美さんほか、岡田将生さん、二階堂ふみさんなど、注目の若手俳優が出演しています。
もちろん、若手俳優の方も素晴らしいのですが、CheRishが注目していただきたいのは石橋蓮司さん、そして淡路恵子さんベテラン俳優の演技です。

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石橋蓮司さんが演じる良平役については、制作陣全員が石橋さん以外の配役は考えられなかったと声を揃えるほど。
今回は頑固ながらも茶目っ気たっぷりな良平を見事演じています。永作さん演じる百合子との親子関係には思わずキュンとしてしまいます。

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そして、何と言ってもその演技力に目を奪われてしまうのが淡路恵子さん。
ここ最近はバラエティ番組でお見かけすることが多いですが、とにかく淡路さんの演技には圧倒されます。

撮影現場でも淡路さんが登場すると、いい意味で現場の空気が締まったそうです。
お二人の演技から色々なことを感じられるでしょう。

大切なものは監督の思いの中にある タナダユキ監督インタビュー

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最初に原作を読んでの感想は?

「百合子という人は自分と歳が近く、迷いながらもいろんな人に助けられ、自分で自分の人生の決断をしていく姿に惹かれました。あとは良平の魅力。良平の年齢になっても田舎にひとりで住み続けるのは寂しいだろうと思いますが、親の務めとして、いくつになっても娘の背中を押してあげようとする。

娘の人生の責任を自分で取らせようとするのがいいなあと。監督するにあたり、“父親の思いを受け止めて前に進もうとする娘の話”というところから、何かがつかめればと思いました」

一冊の本を映画という形に落とし込むのは、いかがでしたか?

最初に脚本の黒沢久子さんと相談したのは、生身の人間が演じるからリアリティを大事にしようということ。ファンタジー的な部分を映像化すると、尺の限られた映画という表現方法の中では、中途半端なものになってしまう可能性があります。

また、この企画が動き始めたのは東日本大震災の直後からだったのですが、黒沢さんから“人を救えるのは血のつながった家族だけではない”という話にすべきではないかという提案があり、賛成しました。

完成した脚本は、原作の素晴らしさを踏まえながらも、映画として何をすべきかがきちんと描かれていたので、“この脚本だったら、絶対に監督したい”と思いました

大切なものは普段の生活の中にある

あのレシピが欲しい!
映画に登場する乙美母さんのレシピが書籍になって発売中!
『四十九日のレシピのレシピ』発売!

映画『四十九日のレシピ』では、乙美の作っていた「レシピ」が、料理家なかしましほとイラストレーター七字由布の手によって魅力的なレシピカードとして形を与えられました。
暮らしの助けになるさまざまな「レシピ」は、見るものにそっと寄り添うかのよう。

なかしましほによって「乙美なら」という視点で生み出されたレシピの数々。
その思いにもおいしさにも感動するはず。
七字の楽しげなイラストも、家族への愛情が感じられます。

大沼ショージが撮り下ろす料理写真に加え、映画のスチール写真もふんだんに添えられ、映画の感動を再び味わいつつ、暮らしに役立てられる一冊になっています。

CheRish編集長が、「塩ラーメンのレシピ」で塩ラーメンを作ってみました!

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インスタントラーメンで作る塩ラーメンなんですが、実はきちんと昆布だしに鰹節を入れて作る丁寧なダシが使われています。
インスタントラーメンに一手間加えるだけで、愛情も美味しさも倍増です!

『四十九日のレシピのレシピ』では、お掃除の仕方がだったり、お買い物の工夫だったりと暮らしに役立つちょっとしたアイディアがいっぱい!
見ていてほっこり、幸せを感じます。

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『四十九日のレシピのレシピ』
伊吹有喜 なかしましほ:著 七字由布:イラスト
A5判並製/80ページ/定価1,260円(税込)
好評発売中!

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『四十九日のレシピ』
11月9日(土)新宿バルト9・有楽町スバル座 他 全国ロードショー
(c)2013 映画「四十九日のレシピ」製作委員会
出演:永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子 ほか
監督:タナダユキ
脚本:黒沢久子
原作:伊吹有喜(ポプラ社刊)
主題歌:安藤裕子「Aloha ‘Oe」 (cutting edge)

<あらすじ>
熱田家の母・乙美が突然死んだ。
夫の良平(石橋蓮司)は茫然自失になり、娘の百合子(永作博美)は父が心配だからと実家に戻ってくるが、本当は自らの夫(原田泰造)との間に問題を抱え、憔悴しきっての帰郷だった。そんな折、百合子と良平の元に派手な服装の不思議女子イモ(二階堂ふみ)と、日系ブラジル人の青年ハル(岡田将生)が現れる。生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見にきたのだと言うイモは、乙美がとある「レシピ」を書き残していること、そして四十九日には法要ではなく大宴会をするのが乙美の希望だったということを2人に伝える。
こうして、”四十九日の大宴会“を迎えるまでの、おかしな4人での共同生活が始まるが――。

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