あっと言う間に新しい年も半月が過ぎてしまいました。
日も少しずつ長くなって、寒い中でもちょっと春を待つ楽しい気持ちになります。
豆苗ともやしときくらげの炒め物
今日は、豆が持つ豊富な栄養成分を受け継いでいるだけでなく、緑黄色野菜としても非常に栄養価が高い野菜、豆苗を使ったおいしい1品をご紹介します。
材料と分量(2人分)
- 豆苗…1把
- もやし…1/2袋
- きくらげ(乾燥)…3g
- 塩…小さじ1/4
- こしょう…お好みで
- ガーリックパウダー(にんにくのみじん切りでも可)…お好みで
- 酒…大さじ1
- 醤油…少々
- サラダ油…小さじ2
作り方
- 豆苗を洗い、下の種のところから切り取り、食べやすい長さに切る
もやしは洗って水を切り、きくらげは水に戻して食べやすい大きさに切る - 中華鍋または深めのフライパンにサラダオイルを入れ、きくらげを炒め、続いてもやし、豆苗を入れて炒める
- 全体に油が回ったら、塩・こしょう・ガーリックパウダーを入れ、味がなじんだら、お酒と、醤油で味を調える
豆苗(とうみょう)の偉大なパワー知っていますか?
豆苗はエンドウが発芽し、本葉が出て、ある程度の大きさになった芽の先端を摘み取って食用にするものです。
中国では古くから食材として収穫され、手間がかかることから高値で取引されてきたようです。
1970年代に入ると日本でも食べられはじめ、最近では水耕栽培など工場で豆を発芽させた状態の豆苗が年間通して安定生産が可能となり、一般野菜として家庭にも浸透してきました。
ホウレンソウを上回るβカロテン
豆苗にはβカロテンがホウレンソウなどよりも多い、100g中に4700μgも含まれています。
βカロテンは抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
ビタミンB群がとても豊富
ビタミンB群は身体の中で新陳代謝の働きを助けると言われています。
ビタミンKや葉酸も豊富
ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる働きの他、血液を凝固させる成分の合成にも関わってる栄養素です。また、葉酸はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。
1年中、価格が一定で、手軽なお値段で手に入る豆苗と仲良くなりましょう。