2021年8月8日、Tokyo2020 の閉会式でオリンピック旗が正式に東京からパリへと引き継がれました。
フランスは次回2024年オリンピック・パラリンピックの開催国として、準備を加速させます！！

フランスで行われた最後の夏季オリンピックからちょうど100年後に行われる Paris2024 。
「フランス史上最大のイベント」として、2024年7月26日（金）から8月11日（日）まで開催されます。

パリの屋根の上からオペラ座、オルセー美術館でのBMX、ルーヴル美術館やセーヌ川沿いでのオーケストラ、トマ・ペスケによる宇宙からのサックス演奏ーー　閉会式でのパリの紹介映像＆ライブ映像を見て、「3年後はパリに見に行く！！」と決意を固めた方も多いのではないでしょうか。
私もその1人で、めくるめくパリの魅力たっぷりの映像に心から感動し、長年の「フランスに住む」という目標を、「確実に3年後までに」と定めたのでした。

「これまで以上に開放された大会にするという野心を示したい」と考えられたという開会式のパフォーマンス。
パリのエッフェル塔の向かい側・トロカデロ庭園の間で行われた引き継ぎ式には、5,000人以上が参加し、東京2020のフランス人メダリストたちも出席しました。

SNSでも驚きの声が多くあがっていたように、無観客で開催されていた東京大会と比べると、まるで別世界の映像でしたね…！

パリのランドマークが競技会場に

Paris2024は会場の面でも創造性と包括性を発揮し、首都パリの伝統的なスポーツ会場だけでなく、美しいランドマークや、パリ以外の地方都市や海外領土が舞台となります。

エッフェル塔の下でのビーチバレー、アンヴァリッドで行われるアーチェリー、コンコルド広場でのBMXフリースタイル、グラン・パレでのフェンシングやテコンドー、ヴェルサイユ宮殿での馬術など、スポーツと文化遺産が思いがけない形で融合します。

さらに、ナント、ボルドー、リヨン、ニース、マルセイユではサッカーの試合が開催され、マルセイユではセーリング競技も行われます。
これらの大会は環境に配慮したもので、ニーズの95％を既存インフラを最大限に活用する形で賄い、地元住民が必要とする施設のみを建設します。
これにより2024年パリ大会の二酸化炭素排出量は、過去のフランス大会の約半分になるのだとか。観光気分を楽しめるだけでなく、かつてないほどに環境に配慮した大会になりそうです。

開催マップを眺めながら、3年後自分がどこに住んでいるのかも想像しつつ夢を抱いています。
（ちなみに、ボランティアの募集開始は2023年からです！）