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2022年、フランスのバゲットが「世界遺産」になる!?

おフランスかぶれのうたかたの日々
フランスのバケット

フランス人の主食といえば、バゲット!
バゲットを小脇に抱えて颯爽と街を歩くフランス人を初めて見た時にはかなり衝撃を受けました。
買ったばかりのバゲットを歩きながら食べる姿は、フランスの景色と同化しています。

フランスのレストランに行くと、爆量のバゲットが出てきます。
パンだけでお腹いっぱいになってしまいそう…とひるんでしまいますが、隣の席のフランス人はぺろっと食べてしまうんですよね。

バケット
2人で行ってもこの量のパンが普通に出てきます

先月末、フランス文化相が2022年のユネスコ無形文化遺産候補へバゲットを登録申請したと発表しました。
「パリの屋根」や、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地方にある街・アルボワのワイン祭りもその候補として挙げられていたのですが、最終的に選ばれたのはバゲットでした。

フランスの日常生活の象徴であるバゲットですが、フランスにおけるパン屋さんの数は年々減少傾向にあり、危機的状況なのです。
1970年には55,000軒あった”職人さんのいる”パン屋さんは、現在では35,000軒ほど。
残念なことに今では工場で大量生産されるバゲットのほうが多く販売されています。

フランスの食の伝統である、パン職人文化を、絶やさず今後も継承するためにバゲットが選ばれたのです。


パリでは、毎年「バゲットコンクール」が開催されています。
グランプリに選ばれたパン屋さんは、フランス大統領官邸のエリゼ宮へ一年間バゲットを届けることになっています。

モンマルトル、サクレクール寺院近くの「アベス通り」はパン屋激戦区には、これまでの優勝店が立ち並んでいます。
「バゲットコンクール優勝!」と、大きくお店のファサードに掲げることがお店にとってのステータス。

Pain Pain

アベス通りではないのですが、モンマルトルの麓にある「Pain Pain」(パンパン)というお店で買ったバゲットがおすすめ。
サクレクール寺院を背景にかぶりつくバゲットの美味しさといったら…!!

Pain Pain

Pain Pain
Boulangerie & Pâtisserie par Sébastien Mauvieux
http://www.pain-pain.fr/
88 Rue des Martyrs, 75018 Paris


2010年には、「フランス料理」がユネスコの無形文化遺産に登録されています。
バゲットも登録となるでしょうか…?!

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