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私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

ロマンティックに仮想旅行! 大人のラブコメ映画3選

シネマキアート

「海外旅行に行きたい……」と嘆く友人から旅映画のリクエストがありました。そこで今回は、美しい海外の風景を楽しみながら、ハッピーな気持ちになれる大人のラブコメ映画3作品をご紹介します。海外にトリップした気持ちでご覧ください。

『ノッティングヒルの恋人』(1999)

90年代はラブコメ映画黄金時代で、たくさんのラブコメ映画がヒットしました。なかでも史上最も稼いだラブコメ映画が『プリティ・ウーマン』(1990)だそう。リチャード・ギア演じるビジネスマンが、ジュリア・ロバーツ演じるコールガールと恋に落ちるアメリカ版大人のシンデレラストーリーです。ジュリアの出世作で素敵な映画なのですが、私はこれよりももっと好きなジュリア主演のラブコメ映画がありまして……それがイギリス版逆シンデレラストーリー『ノッティングヒルの恋人』です。

ロンドン西部のノッティングヒルを舞台に、有名ハリウッド女優アナ(ジュリア・ロバーツ)と冴えない書店主ウィリアム(ヒュー・グラント)の恋の行方をユーモアたっぷりに描いています。もう100回以上観ていますが、いつもアナが告白する「I’m also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her.(私はただの女の子。好きな男の子の前に立って、告白しているの)」のセリフと、エンディングで流れるエルヴィス・コステロが歌う主題歌「She」で泣きます。そして本作が好きすぎて、ノッティングヒルにあるモデルとなった本屋や、“青いドア”のウィリアムの家にロケ地巡りしたことがあるほど(笑)。ロマンティックなストーリーと、カラフルでおしゃれな街並みに酔いしれてください。

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『50回目のファーストキス』(2005)

こちらはラブコメ界のベストカップルこと、ドリュー・バリモアとアダム・サンドラー主演の名作『50回目のファーストキス』。交通事故に遭って以来、“前日のことをすべて忘れてしまう”という短期記憶喪失障害を抱えているルーシー(ドリュー・バリモア)。そんな彼女に、水族館で獣医として働くヘンリー(アダム・サンドラー)が一目惚れし、愛を告白し続けます。ルーシーは彼の優しさと愛に触れ、毎日恋におち、毎日ファースト・キスをします。毎日がやり直しの恋。少しずつ進展していくと思われた二人の関係だったが……。

こちらもハマりすぎて、ヘンリーが働く水族館のロケ地となった「シーライフ・パーク・ハワイ」に聖地巡礼に行ってしまいました(笑)。のどかで美しいハワイの風景とドリューのキュートなキャラクターが相まって、キュンキュン&ほっこり、そしてラストは号泣必至です。

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『ミッドナイト・イン・パリ』(2012)

ラストはラブコメの奇才、ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』。ハリウッドの脚本家ギル(オーウェン・ウィルソン)は滞在中のパリで、0時を告げる鐘の音に導かれて1920年代へ。現実逃避的なギルは夜毎タイムスリップを繰り返し、ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ピカソやダリなど、伝説の作家や芸術家たちに巡り会い……。セーヌ河岸やオランジュリー美術館など、有数の名所を舞台にウディ・アレン監督が初めて全編パリで撮りあげた本作は、誰しもをめくるめくおとぎの世界へトリップさせる至福のラブコメです。

そしてウディ・アレン監督といえば、『アニー・ホール』(1977)、『マンハッタン』(1979)、『ブルージャスミン』(2013)など、生まれ育ったニューヨークを舞台にした数々の名作を生み出しています。今夏公開予定の新作ラブコメ映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』でも、メトロポリタン美術館やセントラルパークなど、ニューヨークの名所が登場。またティモシー・シャラメとエル・ファニングのフレッシュな実力派俳優の競演も楽しみです。雨のニューヨークでの恋模様はいかに?

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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』
https://longride.jp/rdiny/

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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