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フランスの国民的お菓子「Carambar」カランバー

おフランスかぶれのうたかたの日々
Carambar カランバー

フランスの“国民的お菓子”、キャラメル「Carambar」(カランバー)をご存知でしょうか?

Carambar カランバー

毎分2,000本も消費されていて、1年間に生産されるカランバーをつなぎあわせるとなんと82,000km(地球2周以上)!
フランス人なら誰もが知っているといっても過言ではありません。

スーパー、キヨスク、空港などなど…フランス中、いたるところで購入することができます。
日持ちするし大容量、そして何よりとってもお安いので、ばらまき用のお土産によく買っていました。

味は強烈に甘くて、あまりおススメできるものではないのですが…
実はこのカランバーは、ちょっとしたフランス語の勉強に使えるのです!!
包み紙の裏になぞなぞが書いてあるのです。

Carambar カランバー

もともと「Carambar」(カランバー)という商品名は、

  • 「caramel」(キャラメル)
  • (同音異義語の)「語呂合わせ」という意味を持つ「calembour」(カランブール)

という二つの単語を組み合わせて作ったと言われています。

その歴史は1954年まで遡ります。
Georges Fauchille と Augustin Gallois、創業者の二人は失敗したレシピからカランバーを考え、「Une erreur de génie」(天才的な失敗)というように語っています。

最初は、日本でいう「レジ横のチロルチョコ」のような存在で、1本5セントで、レジの前にばら売りされていました。
(この「レジ前のばら売り」文化はまだ一部のお店でもあるようです)

現代のように、包み紙の裏になぞなぞが記載されたのは1969年のこと。
今までに作られたなぞなぞの数は5,000以上!
若いころから哲学を学ぶフランス人の笑いの感覚は、どんなものなのでしょうか…?

ではここで一度どんななぞなぞが書かれているのか、見てみましょう。

Comment appelle-t-on un nez qui brille?
「輝いている鼻」のことをなんと言いますか?

Réponds:le nez on (Néon)
ネオン(フランス語で鼻=nez)

いかがでしょうか?

…そうなんです、1ミリもおもしろくないんです。

日本の「おやじギャグ」とかそういう次元ともまた違っていて、どうにもこうにも笑えないんですよね…
でもフランス語の勉強にはなります。

Que disent deux serpents lorsqu’ils se rencontrent ?
二匹の蛇が出会った時、なんて言う?

Réponds:Quelle heure reptile ?
(「Quelle heure est-il?」(ケルール エティル? 何時ですか?の意味)と、「爬虫類」を意味する「reptile レプティル」をもじっているので、日本語直訳はちょっと難しいです…)

というような感じで、ダジャレなので日本語に訳すと全然笑いの感覚が違ってくるんですよね。

ただ単に「本当に笑えない!」とスルーしていては、勿体ない。
新たなフランス語表現を覚えることもよくあって、ボキャブラリー強化にも役立つことも。

Quel est le plus beau compliment qu’un cannibale puisse faire?
カニバル(人肉を食す人)が言う最高のお世辞はなんですか?

Réponds:Vous êtes belle à croquer !
「めちゃくちゃ綺麗だ!」

croquer というのは「音を立てて噛み砕く」という意味があります。
「…のクロッキーを描く」「…をすばやく素描する」という意味もあります。

そして
être belle à croquer
という成句には、「クロッキーを描きたくなるほどに綺麗だ」という意味があるのです…

では最後に、un japonais (日本人)というワードが入ったなぞなぞをご紹介します。

Carambar カランバー

Que dit-on à un japonais qui fait trop de bruit en marchant ?
歩いているときに騒がしい日本人に対して何と言いますか?

Réponds:Ta kaki tététong !
(T’as qu’à quitter tes tongs)
お前の柿がtététong(ビーチサンダルを脱ぐだけ)

紹介したはいいのですが、まったく意味がわかりません…(笑)

T’as qu’à quitter tes tongs(「タ カ キテ テトン」 と発音)と
Ta kaki tététong(「タ カキ テテトン」と発音)という、発音が同じようなフレーズがオチのようなんですが…

と、こういった感じで毎回理解に苦しんでいます。
でもフランス語の勉強にはなるのでまだまだこれからも地道に続けていこうと思います。

Carambar 公式サイト(フランス語)
https://www.carambarco.com/marques/carambar/

ブログでも「カランバーチャレンジ」やってます。
https://nontage.fr/category/blog/langue-francaise/carambar/

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