本日はニースから日帰りで行けるエズ村と、モナコについてご紹介いたします。
どちらもニースからバスが出ているので日帰りで行けるのですが、日本でガイドツアーを予約して行きました。
半日でどちらも巡れて100ユーロほど。なによりも日本語で解説していただけるのがありがたいです。
私が利用したツアーはこちら ↓
ガイド歴20年、ベテランの井上さんが道中ずっとトリビアを教えてくださったので、とてもためになりました…!
ニーストリビアの中からいくつか…
- 前回もご紹介した「プロムナード・デ・ザングレ」。
この遊歩道全域にガードレールが設置されたのは、2016年7月14日に起きたテロ以降のこと - フランスでは窓の数だけ税金がかかるので、建物の壁に「だまし絵」で窓を描いている(絵なら税金はかからない)
- ピンクやオレンジ、黄色などの壁の色は、夏の強い日差しも吸収し、眩しく反射しないように計算された色
- プロムナード・デ・ザングレに聳え立つ茶色の無機質な塔、なんと設計者は、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェル !(知らずに通り過ぎて、この街を去るところでした…!)
途中、素晴らしい景色の見える場所で降ろしてくださいました。
眼下には世界各国のセレブたちの別荘が建ち並びます。
夢のような景色なのですが、すぐ下は急な崖なので、高所恐怖症の人にはちょっと怖いかもです。
ちなみにU2・ボノの別荘は、こちらの「Strand eze」のすぐ近くにあるそうです。https://goo.gl/maps/gjZMZkRi5bKLiXMM6
“鷲の巣村” エズ Èze
コート・ダジュール地方には、通称“鷲の巣村” と呼ばれる小さな村がいくつかあります。
(崖や岩山の上にある村なのでその通称がつけられたそうです)
その代表となるのが「 Èze 」エズ村。
見上げると、想像以上にめちゃくちゃ高いです!
なんでも、崖の上に集落を作ることで、敵の侵入を防いだのだとか。
登山口、ではなく、実際は熱帯植物園(Jardin Exotique d’Èze)に入場する感じです。
入場料は4ユーロでした(2019年12月時点)
車で回るガイドツアーとは言え、このエズ登山は体力勝負です。
でも頑張った甲斐があって、こんなにも素晴らしい絶景が待っていました。
海抜429mですが、数値で見る以上に高いところにあるような気がします。
カフェもあるので、時間に余裕があれば絶景を眺めながら優雅にティータイムを過ごすのもいいですね♡
ガイドツアーでは、このあとエズ村の袂にあるフラゴナールの工場見学もしました。
本当に手作業の過程が多いことにびっくり。
フラゴナールの調香師は全国で約1,000名いるのですが、実際に香水を作れるのは50人ほど。
調香師になるには最低でも10年の研修が必要。
最初の3年間は化学の勉強、7年は実地研修。
研修が終わると約3,000種類の香りの判別ができるのだそう。
なので日常的にスパイシーな物を食べたり、お酒を飲んだり、タバコを吸ったりするのは禁止。
とても繊細な仕事なので、1日でも仕事できる時間は2、3時間程。
現役で活躍できるのは30〜35年ほどなのだとか。
非常に奥深い世界を知ることができました。
こちらの工場ではコスメを中心に生産していますが、石鹸は1日に2,500〜3,000個も製造しているそうです。
かわいいアヒルちゃんの石鹸を後ほどブティックで買いました♡
(チャールズ皇太子もこちらの工場訪問時に目を描いたんですって笑)
世界で2番目に小さい国 モナコ
ガイドツアー、最後は世界で2番目に小さい国「モナコ公国」へ向かいます。
(ちなみに一番小さい国はバチカン)
人口は38,000人ほど(うち80%以上は移民)で、国の面積は僅か2.02㎢。広さでいうと東京ディズニーリゾートと同じくらいだそうです。
モナコ在住の人は8割が移民ですが、モナコで働いている人のほとんどは、「月給より高いマンションしかないからモナコには住めない」そうで…フランスやイタリアから通っているらしいです。
モナコ宮殿=モナコ公国
だそうで…つまりは、国全体がお城の一部、てことらしいです。
モナコは、とにかく街のいたるところに防犯カメラが張り巡らされていて、絶対に犯罪が怒らない街なんだそうです。
だから日本よりも安心してぼんやりしながら歩くことができるのです。
ここはフランスと大きく違うところですね…!!
半日で充実した旅を送ることができました。
ガイドブックには載っていないようなことを教えていただけるのも、ガイドツアーの魅力ですね。
オススメです!!