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私のごきげんな毎日

シャネル 創造の源を紐解く「マドモアゼル プリヴェ展 」

おフランスかぶれのうたかたの日々
マドモアゼル プリヴェ展

12月1日まで天王洲アイルのB&C HALLで開催中のシャネル「マドモアゼル プリヴェ展」へ行ってきました。

チケットはLINEでともだちになって予約します。
LINEに送られてきたQRコードが入場券になる…という最新型エキシビション!

音声ガイドは専用アプリで

専用アプリを別途ダウンロード。
専用アプリは、会場中にあるコードにかざすと解説やビデオが流れるシステム。
いわゆる新型の音声ガイド。(展示会のロゴ入りセルフィーも撮れます!)

長い長い歴史を持ち、手作業でかたちあるものを生み出していくブランドも、こうしてどんどんデジタルを駆使していく時代になっていますね。

カンボン通り31番地の階段

シャネルが登場する前、スタッフたちが香水「シャネル N°5」で香りづけしていたという、アトリエの階段。
シャネルはその階段の上段に座り、誰からも見えない場所でランウェイを見るのがお気に入りだったと言います。(シャネルにまつわる映画などを観たことがある方はすぐにピンと来るはず!)

エキシビションの入り口から、Trompe-l’œilな仕掛けがある階段をのぼって上階へ。

マドモアゼル プリヴェ展

アトリエモンテックスによる「MADEMOISELLE PRIVÉ」のドア

マドモアゼル プリヴェ展

「MADEMOISELLE PRIVÉ」とは、パリ・カンボン通り31番地(31 Rue Cambon, 75001 Paris)の4階にある、シャネルのクリエイションスタジオの入り口に掲げられた言葉のこと。そのスタジオのなかでもっともプライベードな空間であるシャネルのアパルトマンを訪問するような体験ができるエキシビションになっています。

会場にはシャネルが誇る刺繍アトリエ「モンテックス」が手掛けたドアも展示されていました。
こちらも立派な刺繍作品。製作に施した時間は、なんと290時間!!

しかし会場には、その290時間という製作時間が霞んでしまうほどの凄まじい作品の数々が並びます。

マドモアゼル プリヴェ展

シャネルが愛した5つの色

白、ベージュ、黒、赤、ゴールド
シャネルが愛した5つの色。
それぞれの色調をイメージした5つのエリアから展示が構成されています。
オートクチュールを生み出す、シャネルの「Savoire-faire」(サヴォワール・フェール)に焦点を当て、シャネルのクリエイティブの核となる部分に触れています。

WHITE – 美を表現するためのベーシックカラー

最初の部屋は、白。
美を表現するためのベーシックカラーのひとつとしてシャネルが取り入れた色です。
1933年のランウェイでは、すべてのドレスを白に統一。
以降すべてのコレクションで取り入れられている色。

マドモアゼル プリヴェ展

BEIGE – 海岸の「濡れた砂」

2つめのお部屋は、シャネルが過ごした空間を満たした色「ベージュ」。
ドーヴィル、ビアリッツ、ヴェニス…と、彼女が愛した街の「濡れた砂」を思い起こさせる色。

こちらのサンドベージュのロングドレスは、なんと制作時間2,450時間…!

マドモアゼル プリヴェ展

BLACK – ブランドの創造性を支える重要なカラー

そして一階の展示へ。
私の中でのシャネルの色といったら、圧倒的に「黒」。
シャネルの黒は、RGBやCMYKとかでは表せない、別次元の、特別な色のように思います。

マドモアゼル プリヴェ展

RED – 生命と血の色

次は「生命と血の色」、赤の部屋。
彼女のコレクションのなかでもアクセントとしてでなくメインとしてより力強さを象徴するカラーとされてきました。

マドモアゼル プリヴェ展

GOLD – 気品溢れる煌きの色

展示の最後の色は、圧巻の「ゴールド」!
ここまでくると「制作時間420時間」に全然驚かなくなってきている自分の免疫力が怖いくらいです。

マドモアゼル プリヴェ展

ワークショップ「刺繍のアトリエ モンテックス」

ワークショップ「刺繍のアトリエ モンテックス」にも参加してきました。
ぎりぎりで予約できたのですが、3種類あるワークショップはどれも速攻で満席に。
パリからプロの職人さんが来日し、オートクチュールの刺繍体験をさせていただけました。

ビーズなどのパーツを組み合わせて、刺繍を施すというシンプルなワークショップでしたが、「機械がどんなに発達しようとも、この手仕事は無くならないわ。絶対に。」という、自分たちの仕事に誇りをもっているお言葉を直接聞けたことだけでも大感激でした。

最終的なかたちは、「日本文化とフランスの技術の融合」になるそう。
展示終了後は、シャネルの店舗で展示されるそうです。

モンテックスの得意とするのは立体的な刺繍。
パリから特別に持ってきたという刺繍サンプルのコレクションもたくさん陳列してあり、眼福ものでした。

マドモアゼル プリヴェ展

なんとポーチもお土産にいただけました。
これだけ素敵な体験をさせていただいてお土産付きでしかも入場料無料ってほんとすごいです。

会期中のワークショップはすべて満席になっていますが、入場だけならまだ予約可能ですので、是非!

マドモアゼル プリヴェ展 – ガブリエル シャネルの世界へ
場所:B&C HALL – 天王洲アイル 東京都品川区東品川2-1-3
会期:2019年10月19日(土)~12月1日(日)
時間:11:00〜20:00 (最終入場 19:30)
入場無料(要予約)
https://mademoiselleprive.chanel.jp/

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