東京・丸の内の三菱一号館美術館で、2018年1月8日(月・祝)まで開催中の 「パリ♥グラフィック―ロートレックとアートになった版画・ポスター展」。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックをはじめ、モーリス・ドニやフェリックス・ヴァロットン、オディロン・ルドン、ピエール・ボナール…といった、19世紀末のパリを代表する画家たちのリトグラフやポスターなどのコレクションが大集結。
100年以上も前のグラフィック芸術を間近に見ることができる、貴重な展示です。
誰でも一度は目にしたことがあるくらい有名なリトグラフ作品の数々をこんなに効率よく見て回れる機会はそうそうないのでは。
さて、現代のリトグラフ作家といえば、私は真っ先に Nathalie Lété (ナタリー・レテ) の名前を挙げます。
彼女の作品はリトグラフだけに限らず、テキスタイルやセラミックなど幅広いのですが……。
動物や自然を描く彼女の作品は、あまり恵まれているとは言えない自身の幼少時代の思い出からインスピレーションを得ているそう。
悲しみを乗り越えるために描いたイラストたちは、つらい思い出を彷彿とさせず、見ているだけでも幸せな気分になれます。
単にかわいいだけでなく、ちょっと「毒」があったり、シニカルだったり、憂さを感じさせたり……と、とてもユニーク。
中でも、リトグラフ作品が一番彼女の作品を象徴する色合いや世界観が表現されているように思います。
(いつかは壁中彼女のリトグラフ作品で埋め尽くすのが夢です…!)
今年11月には200点以上もの作品を集めた新作アートブック『IN THE GARDEN OF MY DREAMS』を発売。
サテン地の布の表紙も特別感があります。
発売にあわせ、表参道にあるナタリー・レテのオンリーショップ「Le monde de Nathalie」(ル・モンド・ドゥ・ナタリー) にナタリー・レテ本人が来日し、サイン会も開催されました。
独特な世界観をそのまま表現したような、ウサギや木などのかわいいスタンプがたくさんのサインは、世界でただひとつの宝物。
ナタリー・レテと MONOPRIX モノプリ のコラボレーション!
そんな彼女には、世界中からコラボレーションのオファーが途絶えないのだとか。
今年5月には、フランスの大手スーパー MONOPRIX(モノプリ) https://www.monoprix.fr/とのコラボレーションが実現。
食器やお鍋などのキッチン用品から、アクセサリー、インテリア雑貨などなど、彼女の世界観で埋め尽くされたグッズがたくさんモノプリの店内に並びました。
モノプリ価格なので、お皿は6ユーロ~、ベビー服は12ユーロ~、とお値打ち価格。
ナタリー・レテはもちろんフランスでも大人気なので、あっという間に完売しました。
私はエコバッグを購入しました。
2ユーロで購入できるエコバッグも、ナタリー・レテの手にかかればこんなにゴージャスに変身!
折り畳みもできるので、毎日メインのバッグに忍ばせています。
折り畳んだ状態でもかわいいので、バッグの中に入れているだけでなんだかちょっと幸せ♥
Nathalie Lété ナタリー・レテ オフィシャルサイト
https://www.nathalie-lete.com/