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私のごきげんな毎日

思い立ったが吉日!台湾から香港へ!

大人女子的台湾生活
思い立ったが吉日!台湾から香港へ!

週末トリップに行ってきました!

你好!daqiaoです。
台湾にいるうちにやってみたいと思っていることがいくつかあるのですが、そのひとつが「香港へ行ってみる」こと。

最大の理由は航空券の安さと距離の近さ。
大体どの航空会社を利用しても往復で5000TWD前後。日本円だと2万円もかからない金額で行けてしまいます。
飛行時間も2時間弱と気分はまるで国内旅行。
以前知人が香港経由で台湾に遊びに来たり、また留学生仲間も軽やかに香港ディズニーランドやマカオへ遊びに行ったりしていました。
台湾の人をみてみても、日本がやっぱり人気ナンバーワンな旅行先の雰囲気ですが、それよりももっと気軽な感じで香港、タイを旅行しているひとも多い印象です。

というわけではじめての香港ひとり旅!
台湾にはまり始めてから主な旅行先はもちろん台湾。行けば行くほど慣れてきてリラックスできるゆるゆるとした気軽な旅が気に入っていました。(口癖はまるで日本にいるみたい)

なので、全くの未知の国というのはかなり久々。好奇心を刺激するぎらぎらとした街並み、台湾とはまたひと味違った食べ物やアジアンテイストの雑貨。イギリス領土だった頃の文化もやはり根付いているのでそのミックス感がなんとも堪りません。
中国語×英語の表記が個人的な萌えポイントで(笑)デザイン的にもどこなく台湾より洗練された印象を受けます。

それから何が起こるかわからないちょっとしたサバイバル感も旅!って感じで、いつもとはまた違った立ち位置で過ごす自分に久しぶりに出会えて、なんだか色んな感情を思い出しました。

旅の日程は2泊3日。
だけど直前まで色んなことが立て込んで超ばたばた。楽しみにしていた割にぜんぜんリサーチする余裕がなくガイドブックも飛行機の中ではじめて開くという有り様でした。だけど今回のわたしには強力な助っ人が。

香港在住の日本人の方がInstagramでわたしがぼそっと香港に行くことを書いたのを見て声をかけてくれたのです。本当にありがたかった。日本語ぺらぺらの香港人の旦那さんとともに美味しいレストランで食事をしたり、香港スイーツのお店に連れて行ってくれたり、夜の香港の街をぶらぶらしながらこの街の背景を教えてくれたり、おかげで旅が何倍も充実したものとなりました。やっぱり現地の人の情報は強い。そしてInstagramを通じてということでわたしの好みをすごくわかってくれていて、教えてくれるもの全てがどんぴしゃ。おかげでわたしはいま香港に恋しているみたいになってしまい、写真を何度も見返しては楽しかったなぁ、と浸っています。この感覚も久しぶり!

香港は台湾に比べると物価はやや高め。換算すると大体日本と同じくらいなのかな、といった感じです。

空港を降り立って目に入る文字は台湾と一緒の中国語の「繁体字」。この文字は見慣れているし、理解することも出来るので個人的にはこの時点でかなりほっとしました。
ただ、話す部分に関してはメインの言語は「広東語」。ですが台湾で使用している北京語も通じます。あと、わたしは全くダメなのですが英語も通じます。

中国語がおおむね通じるということで、これでこの旅もそれなりにコニュニケーションが取れるはずだろうと油断していたのですが実は意外な落とし穴が……。

それは宿での出来事。
先にも書いたように、超ばたばただった旅の直前。宿泊先もとりあえず押さえておこうと予約サイトで安いけれど割と評価も良くて、場所も悪くなさそうなところをキープ。前日にそこが「重慶マンション」にある宿だということを知りました。

「重慶マンション」は一言でいうとカオス。旅の上級者以外は泊まらないほうがいいとネット上でもよく書かれています。CheRish読者層のみなさんならウォンカーウェイ監督の「恋する惑星」は観たことはあるでしょうか。若い金城武が本当に可愛らしいあの映画、今見ても全く色褪せることはありません。というその「恋する惑星」の舞台。

そう言うと響きはいいし、確かに立地はとても便利な場所にあります。
数年前に改装をして外観などいまは綺麗になっているので外からの印象は思っていたほど悪くない。だけど一歩足を踏み込むとそのカオスの理由が理解できました。
A、B、C棟に分かれた17階立ての巨大なビル。安宿がなんと700件以上も入っているそうです。ちなみに1階は膨大な数の両替屋。

そしてそこにいるほとんどがインド人。昔、高校時代に訪れた上野で東南アジア系の方に偽造テレホンカードを買わされそうになったあの日のことを思わず思い出してしまうくらいのそんな雰囲気が漂っていました。香港感はまるでゼロ。まあとりあえずチェックインしてみてやばければ逃げようと宿に行ってみるもスタッフはやっぱりオールインド人。中国語は通じません。そこからサバイバル英会話のスタート。

こんな落とし穴があったとは思いもよらず。宿には2泊したのですが実は色々たらい回しにされ(きっと知り合いのインド人ネットワークでダブルブッキングなどの時に協力し合っているのだと思う)、ささやかなトラブルもあり、この短い滞在期間に4つの場所に連れて行かれ、3つの部屋を見せられ、そのうち2つの部屋に泊まるという貴重な体験をしました。言葉が出来ない悔しさをまさかここで味わうなんて!

うーん、そろそろ日本語でもいいからキレたほうがいいかしら?と思ったあたりで最終的には重慶マンションを出て、なんだか雰囲気のいいインド人女性の経営する、ちょっと高級感のあるマンションにあるゲストハウスに連れて行かれ、窓付きでしかもその窓からの景色も悪くない、最初に支払った金額では泊まれなかったであろうミラクルが発生し、結果オーライ。途中案内してくれた見た目カレーを作るのが上手そうなターバンを巻いたザ・インド人的なふくよかで朗らかなおじさんに「君のハッピーは僕のハッピーだから!ほんとごめんね☆」と色々のお詫びにコンビニでジュースを買ってもらったのがこの旅のハイライトだと思っています(笑)。眠っていた(サバイバル)英語脳も使えたし、最終的にはこれもまたよき思い出となりました。

一緒に食事をした香港在住のご夫婦の旦那さんが「昔は香港の警察官はインド人ばかりだったんだよ。彼らのほうが信頼できたから」と教えてくれ、その言葉を聞いてから重慶マンションのカオス感もなんだか大丈夫になりました。もちろん用心に越したことはないですけれどね。ちなみに重慶マンション内のカレー屋さん、おいしいらしいですよ!

となんだか半分以上が重慶マンションの思い出みたいになってしまいましたが(笑)ぶらぶらしながら撮り歩いた香港写真を載せておきますね。
実は年末頃に今度は友人たちと行く計画が。今からすでに楽しみです!

思い立ったが吉日!台湾から香港へ!

二日目の夜、歩道橋から撮った香港の日常。気温は台湾と同じくらいで当然のように30℃超えの蒸し暑さ。治安も悪くないので普段と同じ感覚で歩くことができました。街中には屋台も沢山出ているけれどほとんどがフルーツと日用雑貨のお店。台湾のようにその場で調理してくれる食べ物屋台がほとんどないのが印象的でした。

思い立ったが吉日!台湾から香港へ!

若干スタバマニアの気があるわたし。もちろん香港でも欠かせない訪問先です。こちらのお店は昔の香港喫茶を再現したコンセプトストア。非常にフォトジェニック。

思い立ったが吉日!台湾から香港へ!

香港の老舗喫茶ではコンデンスミルクのブランドの牛柄のカップ(写真後ろ)がよく使われているようで現物を見てみたくて行ってみました。時間は夜の10時頃。そういえば香港といえばのエッグタルトもメロンパンにバターをはさんだ定番喫茶メニューも食べてないなぁと思い注文してみるも品切れ。おすすめされたフレンチトーストを興味本位で頼んでみるとこれが驚くほどの美味しさ。ピーナッツバターを挟みなんと揚げてあるフレンチトーストにシロップをこれでもかというほどたっぷりと。こんな時間に……と思いながらもこれはもう魔性の味です。今まで食べた中で一番おいしいフレンチトーストでした。

思い立ったが吉日!台湾から香港へ!

香港もまたプチプラな雑貨が色々あって宝探しが楽しかった。お茶にまつわる道具やレンゲ。それから気になった食材をいくつか。帰国後はさっそく棚に香港コーナーを作って次回の旅に想いを馳せています。

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