少し前の話ではあるが。
年に1度のワクチン接種に行ってきた、もちろんトムジェリの。

初めてのワクチンは生後3か月のとき。
かかりつけの先生は、きっかり1年じゃなくてもいいよと言ってくれたので、
正確には1年と3か月ばかり間が空いた。

初回時は小さかったふたりも、今や立派な体格で。特にジェリーが。
正直、1人でふたりを連れて病院に行くのは、気が重いを通り越しもはや無謀の域。

同時期にワクチン接種予定である猫親戚の友人(トムジェリの妹が貰われていったお宅)に、
車で一緒に乗せて行ってくれるよう前々からお願いをしていた。
リュックタイプのキャリーバッグにジェリーを、手持ちのキャリーにトムを入れ、
迎えに来てくれた友人の車に乗り込む。

重いジェリーは背負う一択。
合わせて10kg超え。
それだけでも重いのなんの…
友人が車を出してくれて本当に助かった。持つべきは心優しい猫親戚。

ワクチン接種はほんの一瞬。腕のいい先生で心強い。
トムもジェリーも、ビビって固まっていたので、暴れたり鳴いたりすることもなく。
無事終わり、母も肩の荷が下りた。
「ワクチン後は家に帰っても安静にしてくださいね。」
そう先生に言われても、ふたり揃えば暴れるしか選択肢はない。
家に帰りつくなり猛ダッシュで部屋中駆け回るふたり…

まぁ…元気なのはいいことだ…
そう自分に言い聞かせ、暴れるふたりを尻目にやれやれとひと息。
多頭飼いのお宅というのはどうしているのだろう。
我が家のように車がない家ではワクチン接種はずらして行っているのか。
医師が訪問してくれたりもするのだろうか。

ふたりでも大変なのに、いっぺんに済ませようと思うとなかなかに骨である。
何はともあれ、気がかりだった年イチ任務終了。
来年もよろしくね。
内心すでに猫親戚に甘える気満点の主。
To be contimew.