読書の秋と言われるように、秋の夜長には、ついつい本を手にとってみたくなりませんか?ここ私が最近読んだ秋におすすめの本と、これから公開される映画と、Netflixで楽しめるドラマ・映画をご紹介します。

秋に読みたいもの
私の生き方って?と考えることありませんか。そんな生き方の優しいヒントになる本を読んでみませんか。
『パリと⽣きる⼥たち』

誰もが一度は憧れるパリ。フランス人にとってもパリは特別な場所。そんな憧れの場所パリで暮らす20人と著者2人のパリジェンヌへの想いが詰まった1冊です。
彼女たちが住んでいる地区、彼女たちが愛するもの、そして彼女たちの人生。自分のスタイルを持つということはどれだけ強くてしなやかなんだろう。
自分の気持ちに素直に生きる。それこそがナチュラルな自分を愛すること。私もそんなパリジェンヌのようなしなやかで強い女性になりたいと思い、あっという間に読み進めた1冊。
インタビューの他、パリのおすすめスポットや、パリジェンヌのファッションの定番スタイルなどを紹介した“Notre Paris(私たちのパリ)”と名付けられたミニコラムもまた楽しい。
ナチュラルな⾃分を愛する20⼈のパリジェンヌのライフスタイル
多くの人が思い描く「パリジェンヌ」は、イメージでしかない。実在するパリジェンヌは、様々な土地からパリに来て、それぞれの運命を背負って暮らし、各自の方法で女性らしい魅力とエスプリを体現している。この本に登場するのは、14歳から70歳と年齢もさまざまに、映画監督、デザイナー、書店主など、アートやファッションなどの分野で仕事をする、多様な20人の女性たち。元『ELLE』編集長であり、ジャーナリストのローレン・バスティードによって描かれた女性たちの姿と、それを彩る「新しいパリジェンヌ」と注目されるジャンヌ・ダマスによる写真。コラムには、パリジェンヌによるとっておきのパリ情報をたっぷりと収録。ナチュラルな自分を愛するパリジェンヌが印象的な、著者のパリへの愛が込められた、抒情詩のような一冊。
Amazonより
『本と体』

料理家として活躍する高山なおみさんは自他共に認める読書好きとのこと。高山さんが読んだ26冊の本の感想文がまとめられています。
小説でもエッセイでも絵本でも漫画でもいろいろな本を読んでみる。何度も繰り返して読みたい本に出会えたら、それはとても幸せなことなんだと思う。高山さんと出会った本たちは、高山さんに何度も繰り返して読んでもらえて、とても幸せだな…となんとなく本側の気持ちになってしまう1冊です。
まるごと世界をたべる―食とことばの料理家が綴る、26冊の感想文と3つの対談。
Amazonより
高山さんは食べるように本を読みます。紹介される本は、その日、その時に著者に響いた本。文章、物語、登場人物、作者、背景などなど、本のあちこちに含まれるいろんな匂いを感じて、選んで、読んで、浸って、体でまるごと味わっています。本を通して私たちが感じるものは、知識や情報だけではなくて、自分の内部と対話するということ。本の感想文のほか、絵本編集者(筒井大介氏)、写真家(齋藤陽道氏)、画家(中野真典氏)と著者の対談を収録。言葉について、本について、表現について……果てしなく広がる世界が詰まった一冊です。
冬に観たいもの
今年はなかなか映画館に足を運ぶ機会が少なかったけれど…やっぱり映画館で最新作を見たいな…と思ったり、冬はお家でまったり、ブランケットに包まりながら、ホッとするドラマを見たいな…。
ノッティングヒルの洋菓子店

この映画のキャッチコピー“悲しみはスパイス。喜びは隠し味。あなたの思い出、お菓子にします。”に心惹かれた。
Story
ロンドン、ノッティングヒル。名店で修行を積んだパティシエのサラと親友のイザベラの2人は、長年の夢だった自分たちの店をオープンすることに。ところが事故でサラが急死。夢を諦めきれないイザベラとサラの娘クラリッサは、絶縁していたサラの母ミミを巻き込んで、パティシエ不在のまま開店に向けて走り出す。そんな3人の前に現れたのは、ミシュラン二つ星のレストランで活躍するスターシェフのマシュー。20年前、ガールフレンドだったサラから逃げた過去を持つ彼は、あることを償うためにパティシエに応募してきたのだ。それぞれの想いを抱えた4人は、果たしてサラの夢を叶えることができるのか――。
映画に登場する数々のスイーツたち、ベーカリーのインテリア、どれもとてもかわいいくて、思わずときめいてしまいます。しかし、かわいらしいスイーツたちとは裏腹に、ストーリーは誰もが悩みや迷いを抱え、亡くなったサラの夢だったベーカリーをオープンさせることで自分の人生を見つめ直すという、迷える大人のための映画です。
この良い意味でアンバランスが見ていて心地よい。描き方1つで、もう少し重くなってしまいそうなテーマを軽やかに、でもしっかりと伝えてくれます。
人生に悩みは迷いはつきもの。でも、どうやって向き合って解決していくか。見終わった後には、美味しいスイーツと今後の人生を考えたくなるそんな作品です。

『ノッティングヒルの洋菓子店』
12/4(Fri)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
nottinghill-movie.com
© FEMME FILMS 2019
ヴァージンリバー: シーズン2

失恋して都会から田舎に来た女性の思いがけない生活を描いた人気ドラマがシーズン2へ!
メリンダはこの町でやり直すため、抱える過去や自分自身と向き合うことに。
メリンダ・モンロー (アレクサンドラ・ブレッケンリッジ) は、ヴァージン・リバーのマリンズ先生の下に戻ってきます。そして、この町に腰を落ち着けてやり直すため、抱える過去や自分自身と向き合おうとします。
昨年、Netflixで放送されたシーズン1。私にとっては正直、最初から主人公のメリンダに共感できないストーリーでしたが、あれよあれよと最終回まで一気に観てしまった。「これからどうなるの?」と思っていたら、ついに続編スタート。
11月27日17:00から配信スタート。
シーズン1を観ていない方は、今からでも間に合うので要チェック!
エミリー、パリへ行く

シカゴでマーケティング担当として仕事に励んでいた20代のエミリー。彼女の会社がフランスの高級ブランドマーケティング企業を買収したことで、エミリーは思いがけずパリで念願のポジションに就き、SNS戦略の刷新を任されます。職場の同僚を説得したり、友達をつくったり、新たな恋に巡りあったりと、エミリーのパリでの新生活はワクワクするような経験や驚くべき挑戦の連続でした。
すでにご覧になった方も多いのでは?
私はあまりにも好きすぎて、一気に観てしまったのはもちろん、すでに2回目も観終わりました。あまりにも好きすぎて、シーズン2が待ち遠しい作品です。
なんと言っても一生懸命にがんばるエミリーがかわいい。ちょっと空回りしちゃう部分もあるけれど、それでも知り合いもいない、言葉も通じないパリで頑張るエミリーを応援したくなる!エミリーは私たちより全然若いけれど、それでも働く女性なら共感できる部分がたくさんあるそんな作品です。
『フェイフェイと月の冒険』

物心ついた頃から、今は亡き母が語る“月の女神の伝説”を信じ続けてきたフェイフェイ。科学が大好きな彼女は、家族を巡る様々な悩みを抱えつつも《月の女神の伝説》を証明するために自らの手で宇宙船を作り、ウサギのバンジーとともに月へと向かうことを決意します。そしてたどり着いた月の世界。そこには不思議な王国や幻想的な生き物、そして思いがけない冒険が待ち受けていた―。
ディズニー・アニメーション『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』などを手掛けてきた伝説のアニメーター、グレン・キーンが初の長編監督を務めた本作。
ちょっと気軽に映像を楽しみたいな!という時にオススメ。フェイフェイのお母さんを思う気持ちから生まれた大冒険。結末はいかに!