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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

シネマキアート
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

女性(とくにアラフォー)の皆さん、我らがブリジット・ジョーンズが帰ってきました! 世界中の女性たちを笑いと共感の渦に巻き込んだ前2作『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)、『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)から12年、待望の3作目『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』で、ブリジットのその後が明らかになります。

43歳になったブリジット(レニー・ゼルウィガー)は、なぜか未だ独身。彼女が愛した男はといえば、チャラい元上司のダニエル(ヒュー・グラント)は飛行機事故で亡くなり(!?)、結ばれたはずのお堅い弁護士のマーク(コリン・ファース)は別の女性と結婚し、さらには離婚調停中。しかし今やテレビ局の敏腕プロデューサーとなったブリジットにハンサムでリッチ、性格もナイスなIT企業の社長ジャック(パトリック・デンプシー)とのドラマチックな出会い(モテ期!)が訪れる。いつもの天然っぷりから彼と急接近する一方で、マークとも再会を果たすブリジット。またしても2人の男性に揺れ動くことに…。2人のイケメン男性どちらを選ぶのか?

はい、またしても三角関係です

はい、またしても三角関係です。そしてまたしてもちょっと痛いブリジットが、どうしてイケメンにモテるのかわかりません。が、やっぱり観ると爆笑して、元気が出て、好きなんですよね! シリーズ3作目の本作から観ても充分に楽しめますが、できれば1作目から見返して本作に臨んでほしいです。というのも1作目を手がけたシャロン・マグワイア監督がメガホンをとっているので、マーク初登場シーンのあの思い出のセーターやブリジットが「All〜 By〜 My〜self〜♪」を熱唱する(!?)シーンなど、過去作のオマージュ・シーンがいっぱい。ファンにはたまりません!

レニー・ゼルウィガー

また、本作で6年ぶりに映画復帰したレニー・ゼルウィガー。少し前まで顔が変わったとゴシップ誌で騒がれていましたが、ちゃんとブリジットが年相応になった顔だったので安心しました。日記も手書きからiPadに変わり、その中でミドルエイジならではの葛藤とおかしさを発揮してくれています。オスカー俳優になってもコリン・ファースは引き続き続投してくれて、米ドラマ「グレイズ・アナトミー」の“セクシードクター”ことパトリック・デンプシーは本作ではセクシーCEOに。そして、本作の脚本に不満があって降板したと噂されるヒュー・グラント。出演していないのに、(最高にかっこよかった頃の)写真だけで笑いを誘うのは、さすがヒュー様、オイシイところを持っていきます!

パトリック・デンプシー

女性の皆さん、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』は、今回も期待を裏切りません。ひとりで浸って観るもよし、女友達とワイワイ観るもよし、チャーミングな等身大ヒロインに共感してください。

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
10月29日(土)全国ロードショー
(C) Universal Pictures.

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
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