CheRish Brun.|チェリッシュブラン

私のごきげんな毎日を送るライフスタイルマガジン

ロスト・バケーション

シネマキアート
ロスト・バケーション

サメ映画の金字塔と言えば、スティーヴン・スピルバーグ監督作『ジョーズ』(1975)。インパクトとストーリーもさることながら、あの有名なテーマ曲はサメが登場する場面や恐怖を予感させる場面でよく耳にしますよね。しかし、最近の流行のサメ映画はそういう王道ではなく、『ディープ・ブルー』(1999)や『シャーク・ナイト』(2011)など、DNA操作や突然変異などで化け物サメが誕生し、無茶苦茶な設定・展開のなかで、多数の登場人物のうち誰が生き残るのかを予想し(主人公と思われた人がわりと初っ端で犠牲になったりする)、化け物サメとどうバトルするのかというのが醍醐味となっています。私はこういったちょっとバカバカしいB級モンスターパニック映画(サメ、アナコンダ、ピラニア、オクトパスなど)が好きなのですが、今回は『ジョーズ』以来の“本格的サメ映画”で、ストーリーもキャストもA級の『ロスト・バケーション』が面白かったので紹介したいと思います。

sub

サーファーで医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、亡き母が教えてくれた秘境ビーチを訪れる。日常を忘れ、ひたすら波と戯れるナンシーの最高の休暇が、巨大な人喰いサメのアタックにより一転する。脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。極限の恐怖にさらされながらも、冷静に生き残るためのプランを練り始め、生存へのリミットが刻一刻と迫る中、ナンシーが選んだ究極の決断とは…。

この映画、何がすごいかって、ブレイク・ライブリーが出演していること。最近のサメ映画には、ブルック・ホーガンやタラ・リードなどの強そうなブロンドのセクシー女優の出演がテッパンでしたが、まさかイケてる世界最強女子派閥テイラー・スウィフト派に属しているブレイクがサメと闘うなんて。TVドラマシリーズ『ゴシップガール』(2007-2012)のセリーナ・ヴァンダーウッドセン役でブレイクし、今やファッションアイコンで、旦那のライアン・レイノルズは『デッドプール』の大ヒットで稼ぎ、現在第二子を妊娠中という誰もが羨む美女ブレイク。本作ではエレガントな美貌に加え、178cmのスレンダーなボディを披露し、おしゃれでセクシーなサーファー・ガールを演じています。そんなブレイクがサメと死闘を繰り広げるなんて…最初は想像がつかなかったのですが、逞しいヒロインがなかなかハマっていました。これを機に新境地開拓?

sub1

また舞台となる秘境ビーチのロケ地として選ばれたのは、サーフィンの名所として知る人ぞ知るオーストラリアの小さな島、ロード・ハウ島。ブレイクは「今まで一度も映画の撮影に使われたことがない場所。地球上の楽園のようなところだから、今回スクリーンで見てもらえるのは本当に素晴らしい」と絶賛しています。そんな美しい海でのサメとのバトルシーンはスリリングな演出で緊張感たっぷりに描かれています。途中、『オープン・ウォーター』(2003)のような展開になるのかなと思いきや、最後は『ジョーズ』ばりの死闘があるので、手に汗握りながらハラハラドキドキしてください。

久しぶりの本格的サメ映画『ロスト・バケーション』。日本よりも約1カ月早く公開された全米では、20代の女性客に支持されスマッシュヒットを飛ばしているそう。サバイバル・アクションに興味がない女性もブレイクのサーファー・ファッションや抜群のスタイル、そして美しい海を大きなスクリーンで観て、アトラクション気分で楽しんで!

pos

ロスト・バケーション
7月23日(土)全国ロードショー

フリーランス エディター・ライター國方 麻紀(くにかたまき)
香川・丸亀出身、東京・吉祥寺在住のエディター・ライター。
女性誌『ELLE JAPON』『VOGUE JAPAN』のウェブエディター、ウェブサイト「GLAM」「tend」「BRASH」統括編集長を経て、現在はフリーランスに。好きな映画のジャンルは、バイオレンスや時代劇、B級など。
「このコラムを読んで普段観ないようなジャンルの映画にも興味を持ってもらえたらうれしいです!」
Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Evernote
Feedly
Send to LINE