以前から行きたいと思っていたSOLSO FARMへ行ってきました。
我が家から車で1時間ちょっとほど。住宅街にいきなり現れる素敵な場所に、テンション上がりっ放しでした。
私の出身地は北海道。近所には大沼公園という国定公園があり、小さい頃はハイジのような生活・・・に近い暮らしを送っていました。
家の裏は家庭菜園というには規模が多すぎる畑。
毎年春になると父が「好きな種を買っていいよ」と私と弟を連れ出します。私は必ずトウモロコシの種を選んで買ってもらっていました。
今思うととても贅沢な暮らし。
野菜が大きくなると母から「裏からトマトを取ってきて!」「きゅうりを取ってきて」と嬉しいお手伝いを頼まれます。
スーパーで売られているような整った形ではなくても、お日様をいっぱいあびて、毎日学校から帰ってくると大きくなったかな〜っと楽しみに見る野菜たちが食卓に並ぶのはとても嬉しいことでした。
東京のど真ん中で育った父は、なぜか自然が好きで、動物が好きで学生生活を終え、少しのアメリカでの生活を終えると北海道へ移住。
馴染みやすい性格なのか、母も私も弟も生まれも育ちも北海道ですが、東京生まれ東京育ちの父が一番北海道の人らしかったです。
今や、グリーンのある暮らしは贅沢そのもの。
本来は一番自然なことであるのに、東京という土地ではそれを作り出さないと手に入れることができない贅沢そのものになっているのはとても不思議なことだと思いました。
とはいえ、田舎育ちの私はやっぱり緑に囲まれていると心が落ち着く!贅沢でもいい・・・いつか緑に囲まれて暮らしたいと思ってしまうのです。
今、私が憧れるものは、小さい頃に全部私のそばにあったもののような気がします。父にとっても憧れだったんだろうか?父の憧れだったものを、父は私たちに全部与えていてくれたんじゃないかと思わずにはいられません。