突然ですが、羊肉は好きですか?
羊肉といえば、あの独特なにおいが好き!という方と、あのにおいが苦手……という方に分かれます。
そう、羊というと真っ先に思いつくのが“におい”なんです。
今回は、その概念を覆す特別な羊肉料理をご紹介します。
「シノバズブルワリー ひつじあいす」で幻の羊肉を味わう
東京都上野にある、⾃家醸造のクラフトビールと世界13カ国の⽺料理が楽しめる「シノバズブルワリー ひつじあいす」では、北海道厚真町産の羊を使ったメニューが楽しめる「羊偏愛フェア」を開催中。
厚真町の羊生産者・山田忠男さんが育てた幻の羊を本州初提供。
「幻の厚真羊・ホゲットの食べ比べ3種のロースト(ロース・ウデ・モモ)」と「10種のスパイスで煮込んだ厚真町マトンの煮込み クスクス添え」を6月末までの期間限定で味わうことができます。(ただし、厚真町羊がなくなり次第終了)
幻の厚真羊・ホゲットの食べ比べ3種のロースト(ロース・ウデ・モモ)
肉の部位ごとに食感や脂の感じも食べ比べると全く違い、一皿で三つの味わいを楽しむことができます。
ロースはとてもやわらかく、モモはさっぱりとしたお味。
そして珍しいウデは厚切り牛タンのようなサクサクとした食感が特徴です。
まずは、そのまま。
そして、お店オリジナルの大根おろしと玉ねぎを使った「シロ」や、スパイシーな緑チャツネと一緒の食べると、また違った味わいを楽しむことができます。
ちなみに“ホゲット”とは、生後12ヶ月~24ヶ月未満の羊肉のこと。
生後12ヶ月未満の羊はラムと呼ばれ、生後24ヶ月以上の羊はマトンと呼ばれます。
ホゲット肉質はラムよりも旨みがありつつ、マトンのような独特の臭みが少ないので、とても食べやすいと言われています。
こちらのメニューでは、生後22ヶ月のホゲットが使用されているそうです。
10種のスパイスで煮込んだ厚真町ホゲットの煮込み クスクス添え
香ばしいスパイスと素材の旨みが調和した一品。
ラムチョップの骨300本からとったコンソメスープを出汁に使い、厚真町産羊肉のウデ肉とロース肉をじっくりと6時間ほど煮込んでいます。
口の中でほろほろと解けるような食感を実現。
くすくすはスプーンですくってスパイスたっぷりのスープに浸しながらいただきます。
においが苦手でも大丈夫!独特の飼育法で育てられた厚真町産の羊肉
今回、「羊偏愛フェア」開催を記念した、一夜限りの「羊の本格フレンチペアリングコース」をいただいてきました。
私はもともと北海道出身なので羊肉は大好き。
羊独特のにおいと風味が好き!と思っていたのですが、今回いただいた厚真町産羊は今まで食べたことのない美味しさでした。
ちなみに、みなさん北海道厚真町をご存知ですか?
北海道厚真町は千歳空港から車で約35分。
2018年の北海道胆振東部地震で最も被害を受けた土地で、現在も復興の最中です。
私の実家は厚真町のお隣の苫小牧市なのですが、今回はじめて厚真町で羊が育てられていること、そしてその羊が幻の羊であることを知りました。
山田忠男さんが飼育している羊は、マトンながらクセのない⾵味で柔らかく、海外産に⽐べて⾁の味が濃いのが特徴。
その秘密は、山田さんの独特の飼育法にあります。
飼料にかぼちゃや古米を使用する独自の飼育法。
また一頭一頭に名前をつけて呼ぶなど、天塩にかけて育てられたかけて羊たちは、年間の出荷数はごくわずか(出荷しない年もあるそう)。
2022年は4頭という、まさに幻の羊。
今までは厚真町の市原精⾁店でしか取り扱いがなく、北海道でお目にかかることも、非常に難しい貴重な羊肉です。
羊肉が好きな方はもちろん、苦手な方こそ!
「シノバズブルワリーひつじあいす」で、羊肉の新しい魅力を発見してみませんか?
苦手意識を持っている方こそ、この機会にぜひ味わっていただきたい!
きっと新しい発見があるはずです。
自家醸造のクラフトビールと羊料理をぜひご堪能あれ。
シノバズブルワリー ひつじあいす
住所:東京都台東区上野2-10-7
JR上野駅・御徒町駅・東京メトロ湯島駅より徒歩3分
TEL:03-3836-1901
営業時間:
⽇〜⽊、⼟・祝:12:00〜23:00(L.O 22:30) ⾦:17:00〜23:00(L.O 22:30)
https://www.uenobeer.com/