秋も深まってきました。色々なお花がステキな季節です。
今月は、私が手作りした花器に秋のハーブのお花を使っていけてみました。元気なお花をおうちに飾りましょう。
用意するもの
- 筒状の花器
今回、使用したものは自分で作たものです
- エキナセア
- バジル
- バラの実 (ローズヒップ)
エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がっています。
北米原産のハーブで、古くから北米の先住民族に用いられていたことから「インディアンのハーブ」と呼ばれています。
今でもハーブティーにも使われ、たくさんの魅力があるハーブの1つです。
お料理に使われる方も多いバジル。ご存知のようにとっても良い香りがします。
バラの実とはじつはローズヒップ。
ローズヒップは、バラ科の植物につく実のことで、10~11月に収穫の時期を迎えます。赤やオレンジ、もしくは濃い紫色をしており、球形や涙形など見た目は品種によって違います。お尻を意味する「ヒップ」と名前に付いていますが、じつはバラの果実を意味する言葉でもあるのだそうです。
ローズヒップもご存知のように、ハーブティーとして親しまれています。
秋のハーブを活ける
それでは、さっそくお花を活けていきましょう。
筒状の花器にお水をたっぷり注ぎます。
そして、まずは3本のエキセニアを三角形を描くようにいけます。
この時、お花の長さは器の高さの1.5倍です。
もう2本のエキセニアを足し、5本の花で五角形を描くように活けます。
次に先に活けたエキセニアの間に、バジルを活けていきましょう。
仕上げは中央に、器の高さの2倍の長さにしたバラの実、ローズヒップをいけます。高さを出すことによって、可愛らしい赤い実がどこからも見ることができます。
出来上がりです!
明るい色合いで、香りがいい季節のハーブを楽しむご提案です。
毎日、お水を換えたり、ちょっとした時にお花の向きを変えたり、飾る場所を整えたり、少しのことがお花のある生活の豊かさを実感させてくれます。
ぜひ今月もおうちにお花を飾ってみて下さい!
Living With Flower
写真は子供たちのお花のクラスで作った「小さな花器」に自分たちでお花をいけた作品の一部です。
「花器を置いておくだけでもかわいい花器 お花をいけたらさらいい感じに」
というコンセプト。
そもそもはお稽古で活けたお花は、少しづつ水切りを重ねたりして小さくなっていきます。その「お花たち」が、すこしでもお家でも長く楽しめるように、お花を大事にできるように、と作りました。
私が今月の「秋のハーブをいける」でお花をいけた花器は、私がおうち生活の間や上記のクラスのために、試行錯誤しながらいろいろ作った花器の一つです。
実際にクラスで、いろんな工程を得ながら、物を作り、完成して、お花をクラスでみんなで飾れたことは参加者全員でとても良い達成感を得ました。
同時に、これは大人のクラスもどのクラスも一緒ですが、新しい生活様式の中で、「お花をいける」、それに関連したものを集中して作る、そのステキさを再発見しています。
「いま、ここにいる」。今ここに集中できる、ということが、できることは、それぞれの表情が和らいでいくととても感じるからです。
ご案内
- クリスマスリースの会 11月28日(土)
- 季節のお花便り
- お正月のお花の会
詳細はHPでご案内させて頂いています。
毎年、ご好評いただいている講座たちです。
今年もぜひご覧いただき、ご参加いただけましたら幸いです。
皆様にお会いできますこと心よりお待ちしております。
https://ryoko-kobayashi.jp/lesson/