とても暑い夏、酷暑が続いていますが、そろそろお花は秋の気配。
今月は、すこしラスティックな渋い色合いの筒状の花器を使い、秋の桜と書いて、「秋桜(コスモス)」、そして実の色の移り変わりも愉しい「野葡萄(ノブドウ)」をあしらってみました。
お家の中に、秋の気配を取り入れてみましょう。
用意するもの
- 筒状の花器
- コスモス
- 野葡萄
コスモスが草原一面に咲き誇る様子は秋の原風景であり、風に揺れる様子はとてもきれいです。
ノブドウは蔓状の実のものですが、淡いブルーから紺色に変わっていく色合いの自然な姿はとてもすてきです。
コスモスと野葡萄のアレンジ
さっそくお花をいけていきましょう。
筒状の花器に(差し口は12センチくらい)お水はをたっぷり注ぎます。
野葡萄を活けます。この時、花器の片側になるべく立体感が出るようにあしらうとツル性の植物の特性が活かせます。
お花のそれぞれの向きや角度なども活ける時に大切な要素になりますが、今回は風の中で思いのままに咲いているコスモスの美しさを生かしたいと思います。
手の中でコスモスをかんたんに束ねてみます。その時に、風の中の草原でコスモスが咲いている姿を想像して束ねてみてください。お花の向きは様々でOKです。
そして、そのまま花器の中に入れて活けます。
ポイントは、コスモスのお花のナチュラルさです。
参考までに器の高さの2.5倍くらいをめどに、コスモスの高さを決めると活けやすいです。
毎日気温が高くて、なかなか季節が進んでいることを忘れてしまいそうですが、コスモスと一緒に秋の風をお部屋に入れましょう。
これから、少しづつ秋のものになっていく装いもお部屋のインテリアも楽しみとなるでしょう。
ぜひ今月もお花をお家に飾ってみて下さい!
Living With Flower
JIYUアフタースクール「お花のこよみ教室」
ー「小さな花器を作ろう」&「ドライフラワーリース作り」ー
夏休みも数日を残した子どもたちと一緒に小さな花器とドライフラワーリース作りをしました。
素材は「スターチス」。生花から作りますが、飾っている間に、ほとんどこのままの色と形で乾燥し、きれいなドライフラワーとなります。暑い中でも長く楽しむことができるリースです。
お稽古といっても夏休みは気持ち的にいつもよりも時間がゆっくりと過ごせるので、子供たちは、色合いなどゆっくり考えたり、工夫しながら作ることができました。
満足なお顔でお家に持って帰りました。
小さな花器づくりは粘土で作ってみました。
お稽古で活けたお花は、少しづつ小さくしながら小さな花瓶に入れ替えて長く楽しんでといつも伝えています。
お家で使える小さな花器。これから彩色する予定ですが、いろいろな作品ができてきて完成が楽しみです。
ドライフラワーリース作りも、小さな花器作りも、みんな黙々と集中して取り組んでいました。夏の終わりの良い時間を過ごせました。
ご案内
自由学園 妙日痴漢2020年10月秋開講講座
「亮子さんのフラワーレッスン」ー花との暮らしをはじめよう
一輪の花が、ふと心に寄り添ってくれることがあります。さあこの秋から、花との暮らしをはじめましょう。お花と向き合い、本来の美しさをより引き立てるためのアレンジを、あなたの表現したい気持ちを聞きながら、具体的に始動します。大事な基本が確実に身につくよう、今季から超初心者フォローアップタイムを設けます。
プログラム
- 陽だまりの秋色アレンジ
- 秋の実と一緒に 〜食卓を飾る〜
- クリスマス
- 春の素材を使って 〜Lパターン〜
- プレゼントのお花 〜ディープカラー〜
- 明日館を飾る
日時:①10/3 ②11/14 ③12/12 ④1/9 ⑤2/13 ⑥3/13
詳細については下記よりご確認ください
https://jiyu.jp/kouza-2020z/#list-63
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、明日館公開講座で感染拡大防止のために次の対策を行なっております
*来館受付時の検温・手指消毒
*受講者間隔を設けた座席配置
*教室の窓を開いて換気を行いながらの講座
受講者の皆さまにも次のご協力をお願いいたします
*入室前の手洗い・手指消毒を行う
*教室内での受講者同士の会話を極力控える
*常時マスクの着用
*外出前の検温
*37.5度以上の熱がある際は自宅から出ない
*その他風邪症状のご欠席・咳エチケットを守る
皆様のご参加をお待ちしております
【公開講座に関するお問合せ先】
自由学園明日館 公開講座事務局
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2−31−3
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