編集長の小路桃子（しょうじももこ）です。
16日、17日と立て続けに母　足立洋子の新刊2冊が発売されました。

16日に講談社から発売されたスーパー主婦・足立さんの 絶品お取り寄せで、ひとりぶんのおいしいご飯 わたしのお気に入り100 (講談社のお料理BOOK)は、私がスタイリングを担当させてもらいました。

母の料理本のスタイリングはいつも私が担当させてもらってるんですが、今回はお料理本とは少し違ってお気に入りのものを紹介するというコンセプト。
既製品のものがほとんどだったんですが、これが楽しい！

今回は撮影前にしっかりと本のデザイナーさんとも打ち合わせをしていたので、それに沿ってスタイリング。紹介するものがより美味しく見えるように、使う布や板、そして食器もシンプルなものをチョイス。
見ていただくとわかるんですが、お茶碗以外はお皿も全て無地です。

そして、CheRishでも連載をしてくれているイラストレーターの津村晴香さんにイラストをお願いしました。

タイトルに「お取り寄せ」と書いているので、ちょっと敷居が高そうに思われるかもしれませんが、そんなことはなく、むしろ「これ、私も好き！」と共感していただけるようなものが紹介されていると思います。
お取り寄せばかりではなくオススメの調味料では母も私も愛してやまない「桃屋」さんの製品をたくさん紹介させていただきました。

ちなみに、この撮影とっても楽しかったんです！
カメラマンが中学からの大親友だったので、あれやこれやと相談しながらスタイリングできたのも楽しかったし、何よりも美味しいものを食べれたので！

そして翌17日にソフトバンククリエイティブから発売されたのが「めんどくさい」がなくなる台所。
こちら、ありがたいことに既にかなり売れているみたいです。
こちらはレシピ本ではなく母の「台所哲学」が紹介されています。

娘の私がいうのもなんですが・・・これ、かなりいい！！！
前にも書きましたが、私はこれを読んで主婦心に火がつき冷蔵庫の中がすっかりキレイになりました。
さらに、キレイになった冷蔵庫を汚したくないから、今までよりも考えてお買い物をするようになり、経済的にも一石二鳥。

今日なんて、マヨネーズの買い置きがない！！！！
今までだったら、近くのコンビニに買いに走るという不経済極まりないことをしていたと思うけれど、使いたいのはちょっとだし・・・と思い、20数年ぶりに自分でマヨネーズを作ってみました。
卵もある、お酢もサラダ油もある・・・だったらコンビニで高いの買うよりちょっとしか使わないんだから作っちゃえばいいか！と。
これは私の例ですが、今までは「今どうしたいか」という考えが先に立っていたのが、「自分はどう暮らしたいか」という気持ちが先に動くようになったんだと思います。

ちなみに娘が言うのだから間違いなく・・・母も主婦になりたての時から今のような生活を送っていたわけではなく、自分なりに楽しく試行錯誤したんだと思います。
ご飯を作りたくない時というよりも、後片付けがしたくない時は「外食しちゃおう！」なんてことは少なくなかったし、前日そんなだったのに、次の日は学校から帰ってきたら大量のパンをご機嫌で焼いている・・・
今、母が紹介するレシピは「かんたん」なものばかりですが、私が小さい頃はそれはそれは凝ったものばっかり作っていた時期もありました。

でも、いつも共通しているのは台所に立っている時はほぼ楽しそう。そう思えない時はあんまり立っていないんだと思います。
この本はあくまでも母の台所への考え方。この本を読んで「私とは違うな・・・」と思うところがあってもそれが正解なんです。これを真似してくださいではなくて、これを読んで「自分なりの台所ルールを決めてみよう！」と思えたらそれでOKなんだと思います！