Instagramにもアップした3冊。
2月に読んで特に心に残った3冊。
- 勝者の思考回路(柴田陽子 著)
- 自分が欲しいものだけ創る!(野崎亙 著)
- 行列のできる奇跡のケーキ屋さん(大濱史生 著)
すっかり小説を読まなくなった今日この頃。書店に行っても文芸書ではなく、何となくビジネス書のコーナーに足が向いてしまう。
でも、正直に言ってしまえば、難しいことはわからない。頭には入ってきても心にはなかなか入ってこないのが私の現実。
この3冊は私の心に入ってきた3冊。
勝者の思考回路 幻冬舎 柴田陽子
『勝者の思考回路』は、以前、オットくんが「これ見た方がいいよ」と彼が録画していた『プロフェッショナル 仕事の流儀』をすすめられた。
それまで、私は柴田陽子さんのことを存じ上げなかったのだけれど、番組を見てからは彼女が以前書いた著書を読み漁った。手に入らないものがほとんどで、手に入るものをKindleで購入してとにかく読んだ。
一瞬、タイトルを見ただけではゴリゴリの成功本かと思われるかもしれないけれど、決してそうではなくて、柴田陽子さんの思考回路について書かれている。それは、仕事だけに通じるものではなくて、歩んでいる人生全般に言えることなんだと思った。
別にスタートがネガティブだって良いんだと思う。結果的にそれを自分でどうやって噛み砕いて消化するか。それが大事なんだと思う。
自分が欲しいものだけ創る! 野崎亙
『自分が欲しいものだけ創る!』は、私も大好きなスープストックトーキョーや100本のスプーンを運営する、スマイルズのクリエイティブディレクター野崎亙さんの著書。
これは、中身を確認することなく、タイトルを見てすぐに購入した。昨年、マーケティングの本を何冊も読んだけれど、私にはいまいちグッと来るものがなかった。
マーケティングなんて、グッと来るもんじゃないだろうと言われればそうなのかもしれないけれど、誰かに何かを提供するという仕事はやっぱり、グッと来るものが必要なんじゃないかというのが私の思い。
この本では、自分や自分の周りの身近な人を想像してサービスを創ることについて書かれているけれど、でも、そこで陥ってはいけない勘違いについてもきちんと書かれている。
欲しいものと思って、運営側の意図を乗せてはいないか。
調べられるものは過去の実績。作り出すものは今までにないもの。だったら過去の実績は必要?
私だったら、過去の実績を調べるより、未来に思いをはせることに時間を使いたい。
行列のできる奇跡のケーキ屋さん 大濱史生
今、どうしてもやりたい仕事がある。去年の6月に話しが持ち上がり、9月に一度ご挨拶し、こんなに長い時間がかかっているのだから、もうこの案件は無くなってるんじゃないかと何度も思ったが、まだ可能性が十分にあるらしい。
そのどうしてもやりたいお仕事についての1つのヒントになった1冊。
誰が何を求めているのか。何かをスタートしたいと思ったら、最小限でもできる。
函館の人気洋菓子店アンジェリックボヤージュの店主 大濱史生さんの著書。このアンジェリックボヤージュというお店はとにかく不便な場所にあるのにもかかわらず、いつ行っても行列。なので、私は未だに1度も足を踏み入れたことはないのだけれど、次に函館に行く時は絶対に行こうと思っている。
人は何かを始める時にあれを用意しなくちゃこれを用意しなくちゃと思ってしまうけれど、大濱さんがアンジェリックボヤージュを始める時に揃えた器具は100円ショップで購入したそう。安い器具でもOKという話ではなく、100円ショップの器具でもできるメニューを作ってスタートしたというお話し。全ては発想次第。
ちなみに私はついつい形から入る派。それはそれで楽しいけれど、何もなくてもスタートできることも学んだ。
私がどうしてもやりたいお仕事。もう少し時間がかかっても私の元に必ずやってくるような気がしてならない。