CheRish Brun.|チェリッシュブラン

ちょうどいい私、ちょうどいい暮らし。心地よく、ごきげんな毎日へ。

2025年のご褒美に迎えたい。五味太郎『絵本クロニクル 1973‐2025完全版』

読む・観る・感じる

ページをめくった瞬間、思わず頬がゆるみました。
情報量の多さより先に伝わってくるのは、やわらかさと可愛らしさ。

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版』は、知識を詰め込むための一冊ではありません。
本棚にあるだけで、部屋の空気が少しやさしくなる。そんな存在です。

自分のために迎えたい、ご褒美のような一冊

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

本書は、絵本作家・五味太郎さんの50年以上にわたる仕事をまとめた記念碑的な一冊です。
1973年のデビュー作から2025年まで、刊行された全372冊の絵本を時系列で収録しています。

408ページという厚みがありながら、手に取ったときの印象はとても軽やか。
ページを開くたびに、色や形、言葉のリズムが目に飛び込んできます。

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

読むというより、そっと眺める時間。
忙しい日々の合間に、気持ちをゆるめるための一冊です。

もしかしたら、どこかで出会っているかもしれない

小さな頃、理由もなく何度も開いた絵本。
内容ははっきり覚えていなくても、色や形、空気感だけが残っている。そんな記憶はありませんか。

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

五味太郎さんの絵本は、意識しないうちに、私たちのそばにありました。
改めて作品を並べて眺めてみると、「これ、見たことがあるかも」と感じる一冊に、きっと出会えます。

懐かしさと新しさが同時に立ち上がる感覚。
それも、『五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版』ならではの楽しみです。

何度も開きたくなる、その心地よさ

カラフルで、ユーモアがあって、少しだけ哲学的。
五味太郎さんの世界観が、ページのあちこちに息づいています。

背表紙がふと目に入ったとき。
なんとなく1ページを開いて、そこで立ち止まる。
そんな付き合い方が自然にできる本です。

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

読み終えることを目的にしなくていい。
その日の気分に合わせて、必要な分だけ受け取れる。
だからこそ、何度も手に取りたくなります。

理由のいらない、ご褒美として

忙しい毎日のなかで、役に立つものや正解ばかりを選び続けなくてもいい。
**『五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版』**は、そんな気持ちをそっと肯定してくれます。

「好きだから持っていたい」。
それだけで、十分な理由になる一冊。

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

2025年のご褒美に、自分のための一冊を。
本棚に迎えたその日から、ふとした瞬間に小さな幸せを運んできてくれる。
そんな存在になると思います。


五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版

五味太郎 絵本クロニクル 1973–2025 完全版
著者:五味太郎絵本クロニクル制作委員会
出版社:アノニマ・スタジオ
価格:4,400円
判型:A5判


ただいま、代官山にある、LURF GALLERYにて、記念展覧会を開催中です。

五味太郎 絵本出版年代記展
会期:2025年12月12日(金)〜2026年2月2日(月)
会場:LURF GALLERY(東京都渋谷区)
※本書は、本展覧会にあわせて制作された公式図録です。展示の余韻を、ページの中でもゆっくり味わうことができます。
https://lurfgallery.com/blogs/current-exhibitions/gomi-taro

撮影:中林香

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