CheRish Brun.|チェリッシュブラン

ちょうどいい私、ちょうどいい暮らし。心地よく、ごきげんな毎日へ。

見た目も味もひんやり涼やか 野菜のジュレサラダ

足立さんのレシピノート〜美味しいと知恵〜

毎年「命に関わる暑さ」と言われるようになった夏。
ついに北海道にまでその暑さが達してきたようです。

だからこそ、「体力温存・休息・食事」。
毎日のごはんは、心と体を整える基本です。
今月も、ちょっとの手間と工夫で、この厳しい夏をおいしく乗り切りましょう。

今月のテーマ:野菜を引き立てるひと工夫

お肉やお魚は、焼くだけ・煮るだけでも食卓に出せるけれど、ついつい意識しないと不足してしまうのが“野菜”。
とはいえ、トマトを切って、きゅうりに味噌を添える……これも充分おいしいのですが、ひと手間加えることでさらに美味しくなるのも、野菜の魅力です。

野菜のジュレサラダ(2人分)

野菜のジュレサラダ

今回は、そんなひと手間の代表ともいえる「野菜のジュレサラダ」をご紹介します。
目にも涼やかで、夏の食卓がぱっと華やぐひと皿です。

材料と分量(2人分)

野菜のジュレサラダ材料

【野菜の材料】

  • パプリカ(赤・オレンジ)…各1/4個
  • 枝豆(茹でてさやを外す)…1/3カップ(冷凍も可)
  • とうもろこし(茹でて粒を外す)…適量(冷凍も可)
  • ミニトマト…6粒
  • 紫玉ねぎの甘酢漬け…少々(あれば)

※オクラ、アスパラ、ベビーコーン、きゅうりなどでもOK

【ジュレ(多めに作っておくのもおすすめ)】

ジュレ
  • 水…100cc
  • 粉ゼラチン…3g
  • 水…大さじ2
  • ポン酢醤油…大さじ3

※アガーがあれば、そちらを使ってもOK。すぐに固まります。

作り方

  1. 野菜を用意する。
  2. ゼリーを作る。
    ・ゼラチンを水にふやかしておく。
    ・水を沸かしポン酢を入れる。
    ・粗熱が取れたら冷蔵庫で固める。
  3. 野菜を器に盛り、クラッシュしたジュレをドレッシング代わりにのせて完成。

ジュレはそのまま固めてゼリー仕立てでもいいですが、今回はクラッシュしてドレッシング代わりに使うスタイル
見た目にも涼やかで、夏の野菜と相性抜群です。

少し手間がかかるジュレですが、私は多めに作っておいて使い回すようにしています。
冷蔵庫にひとつあると、ちょっと特別感のある一皿がすぐに用意できます。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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