5月某日。ハウルの誕生日を目前に控えたある日のこと。
猫トイレはいつも綺麗にしているつもりなのに、どうもおしっこ臭が消えない。

普段から結構神経をつかう。
「おかしいなぁ。アレか。湿度か?湿気が出てきたから臭いがこもりやすくなってきたのかな。」
そう思ってさらにマメに猫トイレを掃除してみた。それでも消えないおしっこ臭。
我が家は押し入れの戸を取っ払って使用している。その押し入れの隅っこで、ハウルが神妙な顔つきでしゃがんでいるのを目撃。
それがどうもただしゃがんでいるだけではないと直感する。急いでハウルを追い払い、しゃがんでいた場所を見てみると……。

予感的中、おしっこをしているではないか!!
去勢手術をずっと先延ばしにしていたハウルが、ついにスプレー行為を始めてしまったのだ。
しかも、こちらが気付かぬうちに何度か同じ場所でしていたようで、押し入れの床が大きなシミになっている。
それも2か所ある押し入れの両方で!

猫のおしっこ臭は本当に手ごわい。
通常時のおしっこですら結構な臭いがするのに、スプレーでしたおしっこはさらに強烈。
もう絶望しかなかった。どんなに拭いたところで、数回にもわたりされたおしっこ臭は容易に消せるものではない。
そもそもハウルのスプレー行為をやめさせないことには、いくら拭こうがまた繰り返すかもしれない。
「とにかく去勢手術をしなければ。」
速攻で動物病院に予約を入れ、そして手術が決行されたのがハウルの誕生日当日。

誕生日に去勢をされたハウルは災難だったかもしれないが、こちらも差し迫った状況だったから仕方がない。
去勢後も、稀にスプレー行為が治まらない子もいると聞いたので、しばらくはまったく安心できずで。
術後数日は、押し入れ内に敷いたトイレシート上でおしっこをしていたけれど、1週間もするとそれもしなくなった。

本当にホッとした。
スプレー行為とともにしていた変な鳴き方もしなくなり、母はようやく安堵。
スプレー行為発覚から去勢手術までの間は、本当に生きた心地がしなかった。

手術されたことも、スプレー行為をしまくったことも、大声で鳴きまくっていたこともすっかり忘れ、
今日もハウルは元気です。
To be contimew.






