こんにちは、セラピストの結美です。
2回にわたって綴らせていただいたアリゾナ旅のレポートも、ついに今回が完結編となります。

今回は、私の子供の頃から訪れるのが夢だった世界的なパワースポット、セドナでの神秘的な体験と素晴らしい絶景をお届けしたいと思います。
セドナは街全体がパワースポット

私たちが滞在していた都市フェニックスからセドナまでの道のりは、車で2時間ほどの旅。
初めのうちは、ひたすら白土の乾燥地帯の景色が続いていましたが、セドナに近づくにつれて徐々に赤土と木々の景色が広がり、私の心も躍ります♪

アメリカは道路も景色もスケールがとにかく大きい!
なだらかで同じような道をひたすら走っていると思いきや、突然目の前に巨大な岩山がバーンと現れたりするので、
「いつの間にセドナに来たの?!」
と、何だか異世界に放り込まれたような気分になります。

さらに少し行くと、セドナの市街地に到着。
この街は、目の前の壮大な岩山の景観を壊すことなく、建物も人もセドナの世界観に馴染んでいます。

実際に降り立ってみて、いかに自然と調和することを大切にしているかが分かりますし、この街の人も景観も含め、全てのものにセドナの神秘的なエネルギーが宿っていることに気づきました。
目的地であるボルテックス(地球のエネルギーが渦まく強力なパワースポット)にはまだ辿り着いていないながらも、不思議と温かな優しいパワーに包まれている感じがしたのは、やはりセドナの街全体がパワースポットだからなのでしょう。

念願のボルテックスへ……

セドナは、昔からネイティブアメリカンの人たちにとって、非常に神聖な場所でした。
中でも”四大ボルテックス”と呼ばれる4つのスポットは、特にエネルギー(磁場)が強いとされていて、その場所に行くと不思議な感覚が味わえたり、深い癒しを感じたり、中には人生観が変わる人がいたりと、他にはない体験ができるとされています。
そのためセドナは、ヨガや瞑想を嗜む人、神秘家にとっての聖地となっていて、世界中から沢山の人が訪れています。
1日で全てのボルテックスを巡ることは体力的にもスケジュール的にも難しく、今回は私が特に気になったホーリークロスチャペルとボイントンキャニオンの2カ所へ行くことに。
まず向かった先は、観光地としても賑わうホーリークロスチャペル。
こちらは坂の上にそびえ立つ教会です。

四大ボルテックスではないですが、チャペルの神聖で落ち着いた空気が好きな私にとっては、何か惹かれるものがあり、ここへ訪れたいと思うようになりました。
実際にチャペルの中に入ると、目の前にはセドナの絶景と大きなキリスト像が迎え入れてくれ、さらなる異空間へと引き込まれます。

少しの間目を閉じて、ここへ来ることができたことへの感謝をお伝えしてから外へ出ました。
パノラマの絶景を眺めるホーリークロスチャペルの丘は、セドナという土地全体のパワーと心地の良いそよ風を一度に感じられて、本当に穏やかで温かなパワースポットでした!

しかも、今回訪れる予定のなかった四大ボルテックスのうち、ベルロックとカセドラルロックも見渡すことができ、セドナという土地を知る上での言わば予習のような経験をさせてもらえた気がします。
懐かしい気持ちになったボイントンキャニオン

ホーリークロスチャペルを後にした私たちは、もう一つの目的地「ボイントンキャニオン」へ。
ボイントンキャニオンは、アメリカの先住民族(ネイティブアメリカン)にとって「人類発祥の地」として言い伝えられ、多くの遺跡が発見されている場所です。
他のボルテックスとは一味違い、男性性エネルギーと女性性エネルギーの両方を一度に体感することができるという、何とも神秘的なパワースポットなのです!
目的地の近くに車を停めて、そこから30分ほどのなだらかな山道をトレッキングして向かうのですが、セドナならではの大自然の中で鳥のさえずりや小動物の気配を感じるだけでも凄く気持ちが高まり、研ぎ澄まされます。

しばらくなだらかな山道を歩いていくと、念願のボイントンキャニオンに到着!

こちらには、カチーナウーマン(女性性エネルギーが流れる岩山)と、ノウル(男性性エネルギーが流れる岩山)と呼ばれる二つの岩山があります。
ボイントンキャニオンに訪れ、この二つの岩山の前に立つと、自分の中の男性性と女性性のバランスがとれるとされています。
早速私と夫もそれを体験すべく、まずは女性性のカチーナウーマンの前へ。

青い空、力強い太陽を背に佇むその姿だけでも、温かく包み込むようなエネルギーを感じます…。
さらに、しばらくその場所を味わってみると、確かに感覚が上に引き上がるような、身体がフワフワするような実感がありました。
同時に、ずっとここに居たいと感じるような優しい母性のエネルギーに癒される感覚に。

そして、カチーナウーマンの向かいにそびえ立つ、ノウルへ移動。
ノウルは高さがあり、残念ながら全貌を写真に収めることができませんでしたが、足元にはバラの花が献花されていて、ここへ訪れた人が祈りを捧げた形跡がありました。

早速そこで男性性エネルギーを感じてみます。
こちらは一変して、下へとグンっと引っ張られるような、言わばグラウンディングされる(地に足がつく)感覚を強く感じました。
そして夫も、
「何だか下から身体があったかい感じがする?!」
と、地面からの力強いエネルギーを感じた模様。
2人でエネルギーの違いをしっかりと味わい、男性性(第一チャクラ)と女性性(第二チャクラ)を整えてきたのでした。
追憶の風景

子供の頃から、行ったこともないのに景色を見ただけで懐かしいと感じていたセドナの景色。
大人になり、ご縁とタイミングによって、物凄いスピード感でその景色を目の当たりにすることができたこと…。

そして、ボイントンキャニオンから360°の壮大な景色を眺めているこの瞬間に、
「今、ここ」
を感じられたことで、やはり私の魂の記憶のようなものが感覚的にあることを感じ、ご縁のある土地であることを確信できた気がします。
アリゾナ旅での経験は、全てが素晴らしいもので甲乙が付けられませんが、その中でもセドナでの体験というのは私の人生でかけがえのない忘れられないものとなりました。
この旅を思い出すたびに、アリゾナに導いてくれた家族とご先祖さま、そして全ての物事に感謝の気持ちが溢れます。

3回に渡りレポートさせていただいたアリゾナ旅、いかがでしたか?
まだまだご紹介し切れなかったグランドキャニオンをはじめとするアリゾナの素晴らしいスポットや絶景などは、今後も個人Instagramにて公開出来たらと思います。
皆さんもぜひ、「自分の魂のルーツを見つける旅」へ出かけてみてはいかがでしょうか?
さて、こちらの連載「縁起のいい暮らし」ですが、残すところあと一回となりました。
来月の最終回では、これまで我が家で実践してきた暮らしや出来事を総括した形で、運気を高める上で本当に大切なことを、お伝えできればと思います。
最終回も、どうぞよろしくお願いします!