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あと一品に迷ったらこれ!炒めるだけのじゃがいもきんぴら

足立さんのレシピノート〜美味しいと知恵〜

5月に入りました。
新年度の疲れを感じる頃かもしれませんね。

「体力温存・休息・食事」。
毎日の食事は、心と体を整える基本です。
今月も、ちょっとの手間と工夫でできるレシピをご紹介します。

今月のテーマ:「あと一品、何か欲しい」

食卓に座ってから「やっぱりもう一品ほしいな」と思うこと、ありませんか?
今月はシンプルで頼れる一品をご紹介します。

じゃが芋のきんぴら

じゃが芋のきんぴら

じゃがいもをストックしているご家庭は多いですよね。

「あと1品欲しいな……」
そんな時はぜひ、ストックしているじゃがいもで作る「じゃが芋のきんぴら」がおすすめです。

お腹も満足、味も大満足の一皿が、あっという間に完成しますよ。


材料と分量(2人分)

じゃが芋
  • じゃが芋…大きめ2個(約200g)
  • 油…大さじ1
  • 砂糖…大さじ1
  • 酒…大さじ1
  • 醤油…大さじ1

作り方

  1. じゃが芋は1cm幅の拍子切りにする
  2. フライパンに油を熱し、じゃが芋を入れて弱火で炒める
  3. 透き通ってきたら、砂糖・醤油・酒を加えて煮からめる
  4. 仕上げは、ホクホクしすぎず、少し芯が残るくらいが美味しい
じゃが芋のきんぴら

じゃが芋を常備するメリット

じゃが芋は、和・洋・中どんな料理にも使える万能食材。
しかも1個で、ビタミンCの一日に必要な量の約半分が摂れる優れもの。
加熱してもビタミンCが壊れにくいという、嬉しい特徴もあります。

ストックしておくだけで、食卓にちょっと安心感が生まれますね。

味付けは「1:1:1:1」で覚える!

今回ご紹介した調味料(油・砂糖・醤油・酒)は、すべて大さじ1ずつ。
覚えやすく、失敗知らずの黄金比率です。

ちなみに、油はサラダ油でもごま油でもOK。
わたしのお気に入りは、サラダ油とごま油を半々にするスタイル。
オリーブオイルで作ると、また違った風味が楽しめます。

この比率は、きんぴらごぼうにも応用できますよ。

忙しい日にも、10分以内で完成

「じゃが芋料理は手間がかかる」と思われがちですが、このきんぴらなら、炒め始めてから10分もかかりません。

忙しい日でも、あと一品足したい日でも。
手軽に取り入れて、食卓をちょっと豊かにしてみてくださいね。

料理家足立洋子(あだちひろこ)
1951年、函館生まれ。
自由学園女子最高学部卒業。

会員数2万人の「全国友の会」において40年来、食の講師をつとめる。

NHK「あさイチ」で料理のスーパー主婦として出演。
近年はNHK北海道の「ひるナマ!北海道」に定期的に出演。
また、全国各地にて料理講習会・講演会を行なっている。

新潮社から発売した著書『かんたん が おいしい』シリーズは13万部を超え、2022年3月10日に婦人之友社から『つくる人も、食べる人も 幸せな おべんとう』を発売。
『ひとりぶんのおうちご飯(講談社)』『どんぶり+もう一品(マガジンハウス)』『めんどくさいがなくなる台所(SBクリエイティブ)』他、著書多数。

雑誌などへのレシピ提供のほか、商品開発などにも携わっている。

2013年よりCheRish Brun.にて月に2回、2017年より『苫小牧民報』にて月1回連載中。
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